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Tuesday, December 22, 2020

ケンタッキーフライドチキンが「KFConsole」を正式発表。嘘じゃなかった、チキンを熱々に温められるゲーミングPC - AUTOMATON

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ケンタッキーフライドチキンのゲーム部門KFC Gamingは12月23日、かねてより予告していた新型ゲーム機「KFConsole」を正式発表した。先日には、12月18日にリリースすると予告されていたが、実際には同日からカウントダウンが開始し、今回の発表となった。

KFConsoleは、今年6月から予告されていた新型ゲーム機。KFCのバーレル容器を思わせる筐体に、クロック周波数11GHzという謎のZinger製プロセッサを搭載、さらにチキンを焼けるチキンチャンバーまで内蔵するという嘘くさい仕様が明かされ、KFC Gamingお得意のジョークだろうと思われていたが、実際に製品にしてしまうようだ。

今回披露されたトレイラーでは、筐体のデザインがやや変更され、ディスクドライブも無くなってはいるものの、チキンチャンバーは引き続き搭載する製品の様子が見て取れる。このKFConsoleは、実のところはPCパーツメーカーのCooler Masterなどと協力して製造するNUC(小型フォームファクターミニPC)だったようだ。ベースとなるのはIntel NUC 9 Extremeで、同プラットフォームに対応するCooler MasterのエンクロージャーMasterCase NC100をカスタムして使用。GPUにはNUC 9対応のASUS製GeForce RTXシリーズを用意し、ストレージはSeagate製SSDを計2TB搭載する。

気になる性能面については、4K解像度および最大240fpsでのゲームプレイが可能で、レイトレーシングもサポート。またVRにも対応するとのこと。もともとは4K/120fps対応をうたっていたが、アップグレードされたかたち。このあたりはNUC 9 ExtremeとGeForce RTX GPUの恩恵といったところだろうか。


そして肝心のチキンチャンバーであるが、やはり実際に内蔵しているようだ。KFConsoleの筐体は、スウェーデンのPC ModチームTimpelayと協力してデザインされており、内部構造としては底部からGPU・NUC 9モジュラー・チキンチャンバーの順で配置。冷却に気を使うゲーミングPCに、さらに熱を加える無謀な試みとなるが、独自のエアフローシステムによってチキンチャンバー搭載を実現したという。Cooler Masterは、特許取得済み(真偽不明)のチキンチャンバー内蔵によって、ゲームのラウンド間には熱々サクサクなチキンをエンジョイ可能だとしている。

KFConsoleは、Cooler Masterなどのパートナーを得て、NUCとして実際に製品にされるようだが、発売日や価格については現時点では不明だ。一般販売はせず、KFC Gamingがおこなうキャンペーンなどの賞品になる可能性もあるだろう。興味のある方は、KFC Gamingの公式Twitterアカウントをチェックしておこう。


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