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プレイアブルデモで主に体験できたのは,「魔法パルクール」と「魔法バトル」の2つだ。
前者は主人公フレイの移動手段およびバトル中の回避行動で,[○](PS5のDualSenseコントローラの場合。以下同)を押し続けることで発動する。魔法パルクール中は画面左下に配置された菱形のゲージを消費するが,魔法パルクールを止めるとゲージは徐々に回復する。また移動中に[×]を押すと,移動方向に低空ジャンプでき,着地したタイミングで再び[×]を押して低空ジャンプ……を繰り返すことでゲージの消費をなくすことができる。
一方,バトルでは,魔法パルクールの使用中は基本的に自動で敵の攻撃を回避する。それ以外にも[○]を短く押すことで,ステップ回避が可能だ。
ワイヤーアクションも可能で,[□]を長押ししつつカメラを移動して目標を定め,[□]を離すと,ワイヤーを射出する。このアクションは地面や敵などを目標にすることが可能で,高所から落ちそうになったときに壁面に向かって使ったり,バトルでのヒットアンドアウェイに応用できたりする。[□]を押している間は,バレットタイムのように周囲の時間の流れがゆっくりになるので,狙いを定めやすいのも嬉しいところだ。
高い崖に特定の岩が配置されていることもあるが,そういった場所では,対岸に飛び移ったり,連続ワイヤーアクションで崖の上に登ったりすることが可能になる。
魔法バトルは,文字どおり魔法を使ったバトルだ。魔法は大きく「攻撃魔法」と「支援魔法」の2種類があり,前者は[R1]でリングコマンドを呼び出して使用魔法を選択し,[R2]を使って発動する。支援魔法も同様に,[L1][L2]を使って選択および発動ができる。
画面右下には現在選択中の攻撃魔法と支援魔法,そしてチャージ魔法のアイコンが表示されているが,それらを頂点とする三角形のゲージがMAXになっていると,[L2][R2]の長押しで強力なチャージ魔法が発動できる。
プレイヤーは,上記の魔法パルクールと攻撃魔法,支援魔法を駆使して襲いかかってくる敵と戦い,用意された5つ+αの目標達成を目指す。
目標は,敵集団の殲滅や,フィールド上の拠点で,ファストトラベルポイントにもなる「巡礼者の宿」への到達,宝箱からの装備や魔法の獲得,そして中ボスとのバトルなどがあり,これらをこなすことで,フィールド探索の一とおりを体験できた。
実際にプレイすると,移動でもバトルでも魔法パルクール中の主人公の挙動が,いちいち格好よくて爽快感も高い。その一方,調子に乗って連続使用すると,すぐゲージが空になる。リソース管理も,本作の重要なポイントの1つになりそうだ。
プレイしていると,次の目標までの距離が1kmを超える場合もあり,数字を見た瞬間,「ちょっとダルいな……」とも思ってしまった。しかし,魔法パルクールを使うと想像よりもはるかに早く到達できる。フィールドの広さは,魔法パルクールによる移動を前提に決めたとのことなので,本作のフィールドはかなり広いことがうかがえる。
魔法バトルに関しては,プレイ時間の割に選択できる魔法の種類が多く,1つ1つの効果を確かめることはできなかったが,中〜遠距離攻撃魔法はエイムスキルがあまりなくとも,きちんと当たるという印象だ。エフェクトがこれまたいちいち派手で,そこに魔法パルクールがもたらすスピード感が加わることで,魔法がヒットしたり,敵集団を殲滅したりしたときの気持ち良さはひとしおだった。
攻撃魔法と支援魔法を組み合わせることも可能だ。例えば支援魔法で自動遠隔攻撃をするタレットを設置しつつ,自分は攻撃魔法で作り出した炎の剣で敵の背後から近接攻撃を仕掛け,反撃されそうになったら回避してまた背後に回り込むといったスタイルでも戦える。必ずしもシューター的なプレイが求められるわけではないため,魔法の組み合わせをいろいろ試すことで自分に合ったスタイルを見つけられそうだ。
ゲーム(とくに新規IP)には,説明やプレイ動画だけではうまく伝わらず,触ってみて初めて分かる魅力を持つ作品も少なくない。本作も,そんな傾向が強いタイトルの1つだと感じられた。少しでも気になるポイントがあるなら,ぜひTGS 2022に足を運んで実際にプレイしてほしい。
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からの記事と詳細 ( TGS 2022に出展される「FORSPOKEN」のプレイアブルデモを先行体験。プレイの大きな軸になる「魔法パルクール」と「魔法バトル」とは - 4Gamer.net )
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科学&テクノロジー
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