2020年10月09日12時25分
台風１４号の予想進路（９日９時現在）
強い台風１４号は９日午前、四国沖を北上した。１０日朝に紀伊半島沖に進み、１１日朝にかけて東海と関東の沖合をほぼ東へ進む見込み。本州の南に延びる前線も活発化し、気象庁は西・東日本の太平洋側では高波や暴風、大雨に警戒するよう呼び掛けた。
東京都・八丈島（八丈町）では９日午前５時半までの４８時間雨量が４５０．５ミリに上り、この観測点の最多記録を更新した。
１０日正午までの２４時間予想雨量は多い所で、東海４００ミリ、近畿３００ミリ、伊豆諸島と四国２００ミリ、関東甲信１５０ミリ。その後、１１日正午までの同雨量は、伊豆諸島２００～３００ミリ、関東甲信１００～１５０ミリ。
１０日にかけて予想される最大瞬間風速は九州南部と四国、近畿、東海、伊豆諸島３５メートル、九州北部と関東甲信３０メートル。海上は大しけとなり、波の高さは四国と近畿、東海９メートル、九州南部・北部８メートル、伊豆諸島と奄美７メートル、関東６メートル。
１４号は９日午前１１時、高知県土佐清水市・足摺岬の南南東約２６０キロの海上をゆっくりと北東へ進んだ。中心気圧は９７０ヘクトパスカル、最大風速３５メートル、最大瞬間風速５０メートル。北側２２０キロ以内と南側１６５キロ以内が風速２５メートル以上の暴風域、北東側４４０キロ以内と南西側３９０キロ以内が風速１５メートル以上の強風域。 
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