健康のため塩も砂糖も使わない料理のメニューを、鹿児島県姶良市の産直・温泉・宿泊施設「フォンタナの丘かもう」が1日から採り入れた。無塩・無糖を20年間実践してきたという医師の体験に触発され、同施設の社長が発案。料理長らが工夫に工夫を重ねて数量限定で提供し、食事制限のある人たちや健康を気遣う人たちに利用されている。
同施設は、健康的なまちづくりの交流拠点として、医療や地域交流の専門家でつくる民間団体「健康の駅推進機構」（東京）が認定する健康の駅の一つ。この駅にふさわしい、健康に配慮した料理を提供したい、と山野秀明社長（75）が考えるようになったのは、霧島記念病院（霧島市）副院長の中尾正一郎さん（72）=循環器内科=との出会いがきっかけだった。
中尾さんは単身赴任先の鹿屋市にいた約20年前、自炊はほとんどせず、調味料も常備していなかった。だがある日、空腹に耐えかね、味付けしないまま野菜を炒めたところ、「思いがけずおいしかった」。
食材の甘みに気づき、以来、砂…
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鹿児島）無塩・無糖食提供開始、健康気遣う人々に好評 - 朝日新聞社
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