新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船の下船者から初めて感染が確認されたことを受けて、厚生労働省は、下船したほかの人についても、慎重に健康観察を行う方針。
栃木県の60代の日本人女性は、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客で、ウイルス検査の結果、陰性だったため、2月19日に下船し帰宅したが、その後発熱し、22日に新型コロナウイルスの陽性が判明した。
クルーズ船からは、およそ970人の乗客が陰性と判断され下船しているが、その中から感染が確認されたのは初めて。
また、オーストラリアに帰国した下船者からも、同様に陽性となるケースが報告されていて、厚労省は、慎重に健康観察を続け、情報収集に努めるとしている。
一方、23日、新たに北海道・札幌市で70代の日本人の男性が感染していたことが確認され、これで国内での感染確認は、あわせて122人となる。
こうした中、中国の武漢市は22日、患者は退院したあとも14日間、指定の場所で隔離された状態で経過観察を受けなければならないと発表した。
中国政府のガイドラインも、退院後14日の経過観察や2度の再検査などを求めているが、武漢市は、経過観察の方法をさらに厳格化した形で、退院後に受けた再検査で陽性となった患者が出たケースを受けた措置とみられる。
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February 23, 2020 at 10:01AM
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下船者を慎重に健康観察へ “クルーズ船”めぐり厚労省 - www.fnn.jp
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