去る2月、Android版Apple Musicアプリのコード内から「Apple Classical」という文字列が見つかっていた。今回はそれに続き、iOS 15.5ベータ1のApple Musicアプリに「Open in Apple Classical」「Open this in the new app designed for classical music」などの言及が発見された。このことから、Apple Musicとは独立したクラシック音楽サービスが準備中では? との推測が持ち上がっている次第だ。
アップルは2021年8月に、クラシック音楽ストリーミングサービスのPrimephonicを買収し、「名高いクラシック音楽体験をApple Musicで利用できるようになります」と予告していた。Primephonicはクラシックに最適化された検索やブラウズ機能、専門家によるお勧めや作品に関する関連情報が得られたサービスだ。
現在のApple Musicにもクラシック音楽は含まれているが、得意分野とは言えなかった。なぜならクラシック音楽は1つの作品が非常に多くの異なるアルバムに収録されていたり、多種多様なレコードレーベルやオーケストラにより録音・アレンジされていることもよくあるため、汎用的なインターフェースでは機能が不足していたからだ。
アップルは「来年(2022年)、ファンに好評だったPrimephonicのクラシックのユーザーインターフェイスに追加機能を組み合わせた、専用のクラシック音楽アプリケーション」を公開する予定だと述べていた。しばらく続報はなかったが、作業は着実に進められているようで、クラシック音楽ファンは楽しみに待ちたいところだ。
Source: MacRumors
※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています。
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