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Tuesday, December 8, 2020

アズビルが提案する“with/afterコロナ時代”のオフィスと社会を支えるIoTビル設備群 - BUILT

 アズビルは、住宅、ビル、商業・公共施設など、あらゆる建築物を対象とした建築総合展「第5回 住宅・ビル・施設 Week」(会期:2020年12月2〜4日、東京ビッグサイト)内の「第5回 スマートビルディング EXPO」に出展し、コロナ禍であってもDXを推進するアズビルのビルディングオートメーション技術を多数披露した。

ビル入退館のAI顔認証に、温度検知の機能が追加

 ブースでは、「新型コロナ時代にDXを推進するアズビルのビルディングオートメーション」をコンセプトに、「新時代の“オフィス”を支える」と「新時代の“社会”を支える」の2つのアプローチで展開。with/afterコロナ時代に、オフィスと社会を支えるアズビルのビルディングオートメーションシステム(BAS)に接続する換気ソリューションや赤外線アレイセンサーなど多様なIoTデバイスを出品した。

 オフィスを対象にしたソリューションでは、新型コロナウイルス感染症の対策に役立つ製品群を展示。新型コロナウイルス感染症でオフィスビルの水際対策として、とくに需要が期待されるのが「AI顔認証・温度検知ソリューション」。ソフトバンクグループでAIカンパニーの日本コンピュータビジョン(JCV)との提携で、2020年春から提供を開始している顔認証システムに体温検知の機能を新規追加した。

 従来のデータベースに事前登録してあるビル入館者の顔を認証するだけでなく、スマートフォンタイプの専用デバイス「SensePass2」の上部に取り付けられたサーモグラフィカメラで、温度を計測する。JCVのAIは、技術パートナーの香港・SenseTimeグループの高精度な顔認識アルゴリズムをベースにしており、月明り程度の暗い場所やメガネ着用時でも、なりすましを防止し、0.3秒以内で本人認証が行えるのが特徴で、検温機能の実装に伴い、カメラ前の人物がマスクを着けているかの判定も行い、未着用の場合は画面上で着用を求めることもできるようになった。

 AI温度検知ソリューションは、鍵やICカード、スマートロックのパスワード設定などがいずれも不要となるセキュリティゲートなどといったアズビルの入退室管理システムと連動している。そのため、感染が拡大する中、警備員や検温スタッフを配置しなくても、入退室のセキュリティと温度検査のハンズフリー管理が実現する。

JCVとの技術連携による「AI顔認証・温度検知ソリューション」。写真左のスマホタイプの機器が専用デバイス「SensePass2」。上部に取り付けられているのがサーモグラフィカメラ

 室内環境向けには、「赤外線アレイセンサー」を活用した新換気ソリューションを提示した。高さ3メートルの天井に設置した複数の赤外線アレイセンサーで、執務室内の人数や温度を面で捉えてBASと連携させることで、在室人数や環境変化に応じた換気制御または照明のON/OFFなどの調整を自動で行う。高性能タイプは、大空間に対応しており、高さ18メートルの高さからでも物体が発する赤外線を検知。展示会場ではブース内の総人数と位置を計測してデモを行った他、東京ビッグサイト南展示棟の天井にも取り付けられていることが紹介された。

コンパクトタイプと大空間に対応した2種類の赤外線アレイセンサー
「AI顔認証・温度検知ソリューション」で入退場者数をカウントし、「赤外線アレイセンサー」で総人数及び位置を測定して、ブース内の密を避けた

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