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Saturday, November 7, 2020

コロナ太り対策に「こうや豆腐」 健康志向のユーザー層を開拓(日本食糧新聞) - Yahoo!ニュース

伝統的な乾物素材として親しまれている「こうや豆腐」。高タンパク、低脂質な特性や豊富に含むレジスタントタンパク質の機能性などが市場認知度を高め、健康志向のユーザー層などを開拓している。新型コロナの感染拡大が続く今期は、外出自粛に伴う内食化で好調な家庭用、不調な業務用とカテゴリーで明暗が分かれているが、業界では「これまで取り組んできた機能性、メニュー提案の積み重ねで、新しい価値が着実に浸透している」(こうや豆腐普及委員会・木下博隆委員長)と手応え。仮需要で終わらない安定成長に向けて、価値訴求をさらに一歩、前進させる構えだ。

高タンパクで低脂質

こうや豆腐メーカー5社でつくる、こうや豆腐普及委員会によると、こうや豆腐市場の4~5月購入金額(全国消費者パネル調査)は、前年比で約20%増加した。 木下博隆委員長(旭松食品社長)は、「コロナ禍による内食化が要因。健康意識の高まりで、体のために何を食べるかを考える消費者が増え、“コロナ太り”対策として高タンパク、低脂質なこうや豆腐が求められたのでは」とみる。 一方、6月以降は前年並みのペース。こうや豆腐メニューの健康・美容効果がTV番組などで取り上げられたことをきっかけに起きた過去のブーム的な伸びとは違い、大きな反動減がないことは、消費ベース自体の底上げをうかがわせるが、20%の上積み分は「乾物故に、ストック需要が大きなウエートを占めている」格好だ。 「こうや豆腐の賞味期限はおおむね6ヵ月で、4~5月の購入分がそろそろ切れるころ。おいしく食べて次の購入へ―というサイクルを定着させるためにも、長い在宅時間でDIY的に料理を楽しもうというムードが強まっていることを追い風に、使い勝手の良い粉末タイプの『粉豆腐』を含め、機能性やメニュー、食べ方の訴求と提案に注力したい」構えだ。

血糖値スパイクを抑制

旭松食品は9月、こうや豆腐を食べることが食後の急激な血糖値上昇(血糖値スパイク)の抑制につながる―との研究結果を発表した。 愛知みずほ大学大学院、輝山会記念病院(長野県飯田市)との共同研究で、27人を対象に粉豆腐を加えたパン、加えないパンを食べた後の血糖値上昇を調べたところ、粉豆腐入りの方が緩やかだった。 同大学院の佐藤祐造特別教授は、「血糖値スパイクは糖尿病リスクの一つだが、動脈内膜機能とも関連がある。こうや豆腐摂取は糖尿病の予防、改善だけでなく、動脈硬化症の予防にも役立つと期待できる」とコメント。木下委員長は、「こうした研究結果や論文が、こうや豆腐の需要と価値を押し上げている。今後も、さらにエビデンスを積み重ねていく」と話している。 また、全国凍豆腐工業協同組合連合会(木下博隆会長)は3月、毎年11月3日を「高野豆腐の日」に制定した。 こうや豆腐普及委員会が今年度計画していた記念フォーラムはコロナ禍で開催を断念したが、来年度以降、記念日を生かしたPR活動で、消費活性化に取り組んでいく構えだ。

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