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Monday, July 27, 2020

事業戦略 | キヤノングローバル - global.canon

産業機器その他ビジネスユニット

産業機器

キヤノン独自の光学技術や画像処理技術を産業用の機器に応用することで、ものづくりの現場を支え、産業イノベーションの推進に貢献します。

事業環境

IoT、ビッグデータ、AI、ロボットなどの技術革新の進行により半導体デバイスは多様化しており、半導体露光装置の市場は今後も拡大すると見込まれています。また、大型化・フォルダブル化が進むスマートフォンや、4K・8K放送への移行が進むテレビなど、高精細パネル向けの堅調な投資により、FPD露光装置や有機ELディスプレイ製造装置への投資も増加する見通しです。これらの装置の需要はお客さまの設備投資サイクルの影響を受けるものの、中長期的には確実に拡大する見込みです。

めざすべき姿に向けた取り組み

キヤノンは、産業機器を通じて、IoT時代をけん引する半導体デバイスやディスプレイの製造に貢献していきます。

半導体露光装置においては、製品ラインアップを強化・拡充するとともに、機能や性能をタイムリーに提供することで、お客さまの生産性向上に寄与していきます。また露光方式以外にも、新たな技術「ナノインプリントリソグラフィ」により、回路パターンの微細化と低コストを両立する次世代装置の実用化も進めています。

キヤノントッキの有機ELディスプレイ製造装置についても、他社の追随を許さない技術力を今後さらに高めていくと同時に、大型パネル用装置の開発を進めていきます。

2019年の業績

半導体露光装置は、IoTの進展に伴いセンサーなどへの投資は堅調であったものの、メモリー価格の下落による投資抑制の影響で、販売台数は対前年で減少しました。FPD露光装置についても、スマートフォンの販売の伸び悩みにより中小型向けへのパネルメーカーの投資抑制が続き、前年から販売台数は減少しました。

有機ELディスプレイ製造装置については、スマートフォンパネルへの投資が調整局面にあったことから、対前年で減収となりましたが、装置の設計段階から仕様の標準化を進めて徹底的なコストダウンを図ることで、収益性の強化を進めました。

今後の戦略

半導体露光装置の市場は、メモリー市況の回復や、センサーなどメモリー以外の半導体デバイスの拡大により、需要は高い水準で推移すると見ています。キヤノンは半導体メーカーの多岐にわたる要望に引き続き柔軟に対応することで高い競争力を維持し、販売台数を伸ばしていきます。

FPD露光装置については、大型テレビ向けの高精細パネルへの高い需要が期待できます。キヤノン独自の一括露光技術を生かし、パネルメーカーの需要を捉えることで、引き続きシェアの向上を図っていきます。

有機ELディスプレイ製造装置については、次世代通信規格5Gの本格展開によるスマートフォンの買い替え需要により、有機ELディスプレイへの投資が増加すると見込んでいます。今後も高精細技術に一層磨きをかけ、圧倒的なシェアを堅持していきます。


ネットワークカメラ

ネットワークカメラと映像解析ソフトウエアの進化を通じて、ネットワーク映像ソリューションを拡大し、安心・安全な社会づくりにとどまらず、マーケティングや製造などの分野へも貢献していきます。

事業環境

世界各地で発生する犯罪や自然災害など、人々の暮らしやビジネスの安心・安全を妨げる脅威は多様化しています。これらに対応するために、安心・安全な暮らしを守る新たなインフラの整備が、さまざまな場面で求められています。

めざすべき姿に向けた取り組み

キヤノンは高機能・高画質なネットワークカメラと、高速に処理できる映像解析ソフトウエアを通じて、安心・安全な社会づくりへの貢献に取り組んでいます。カメラ、ビデオ管理ソフトウエア、映像解析ソフトウエアの各分野のリーディングカンパニーである、アクシス、マイルストーン、ブリーフカムをグループに迎え入れ、製品ラインアップとソリューションの拡充を図っています。今後はセキュリティ用途だけでなく、マーケティング、製造、スポーツイベントなどの分野でニーズの拡大が見込まれており、各分野での課題解決に向けたソリューションを強化していきます。

2019年の業績

セキュリティ用途において最も重視される感度や解像度を高めた製品が、公共機関や大企業などの大型案件を中心に販売を伸ばし、増収を達成しました。また、撮影したデータを圧縮することでデータ伝送のコストを抑え、暗闇で動く被写体をより鮮明に映し出す新しい映像処理チップを搭載した新製品が、売上に貢献しました。

今後の戦略

キヤノンは、カメラの性能を強化するとともに、ますます高まりを見せている映像解析のニーズに対応していきます。これまでも、数千人をリアルタイムにカウントできるソフトウエアなどを投入してきましたが、今後も映像解析ソリューションのラインアップをさらに充実させていきます。また、アクシスは世界中で9万社に及ぶパートナーを有しており、その強固なネットワークを生かし、さらなる拡販を図ります。

2019年の産業機器その他ビジネスユニットの業績

当ユニットの売上高は、前期比12.5%減の7,379億円となり、営業利益は前期比72.2%減の155億円となりました。

売上高

営業利益/営業利益率

  • 2018年より適用している年金会計基準変更影響に伴い、「営業利益」と「営業外収益及び費用」で組み替え処理を行っており、法定開示資料とあわせて2017年まで遡及して反映しています。
  • 2018年より、従来、オフィスビジネスユニットに含めて開示していた一部のビジネスを産業機器その他ビジネスユニットに含めて開示しており、法定開示資料とあわせて2017年まで遡及して反映しています。
  • 2019年より、従来、イメージングシステムビジネスユニットに含めて開示していた一部のビジネスを産業機器その他ビジネスユニットに含めて開示しており、法定開示資料とあわせて2018年まで遡及して反映しています。

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July 28, 2020 at 07:09AM
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