Pages

Tuesday, May 19, 2020

自宅で継続健康体操 金城大准教授 神谷 晃央さん(42) - 中日新聞

(上)「体操で体の正しい動かし方の習得を」と話す神谷晃央准教授=白山市笠間町の金城大で(下)ユーチューブで配信している動画の一場面(神谷准教授提供)

写真

正しい動かし方を

気分転換などにも

効果の確認が大事

 外出自粛で体を動かす機会が減る中、運動不足をどう解消するかが、特に高齢者らの課題の一つになっている。感染リスクを抑えながら自宅で手軽に行える健康体操について、理学療法士で金城大(白山市笠間町)理学療法学科でリハビリテーションを教えている神谷晃央(あきお)准教授(42)に聞いた。(聞き手・吉田拓海)

 −外出自粛が引き続き求められている。

 国の緊急事態宣言は解除されたが、油断のできない状況が続いている。この機会に自宅で体操をして肩や胸などの正しい動きを身に付けることで、痛みが出にくい体をつくってみては。自分の体と向き合うことが大切だ。

 −体操のメリットは。

 体の正しい動かし方を習得することができる。腰痛などの痛みや運動器疾患を予防できるほか、日常でも姿勢が良くなる効果がある。体操などの有酸素運動は心に安心感をもたらす脳内物質「セロトニン」を放出し、心と体を整える効果もある。高齢者だけではなく、在宅勤務や育児に疲れた際にも、気分転換に役立ててもらいたい。

 −自宅でできる体操とは。

 金城大で私が学生とともに活動している団体「悠遊(ゆうゆう)健康サークル」は「痛みの出にくい体作り体操」を考案し、普及に努めている。体操は、上半身をのけ反らして胸を張る「胸椎そらし」や足を前後に開き、腕を交互に後ろ上方に伸ばす「のびのびストレッチ」などを実践している。これを週四回行うと、肩や腰の痛みの予防、体がスムーズに動かせるようになる。体操には「姿勢」「筋力」「肩痛予防」「腰痛予防」を目的にした四種類がある。

 −継続するためにはどんなことが必要か。

 「期間を決める」「効果を確認する」ことが重要だ。まずは体操を一カ月間やってみて「肩の上げやすさ」「振りむきやすさ」といった変化があるか確認することが大事になる。効果を感じることができれば、体操を続けやすい。

 −詳しい方法を知りたい場合は。

 インターネットの動画配信サイト「ユーチューブ」で、四種類の体操を実演した動画(「悠遊健康サークル 痛みの出にくい体作り体操」で検索)を無料配信している。動画は一本約十分ほどで、音声と映像で解説している。関節などの動きをチェックしながら、繰り返し行うことが必要だ。ぜひ挑戦してみて。

 かみや・あきお 1978(昭和53)年、愛知県西尾市生まれ。首都大東京人間健康科学研究科の博士後期課程修了後、慶応大月が瀬リハビリテーションセンター(静岡県伊豆市)や民間の訪問看護施設の職員を務め、2008年から現職。体の痛みを和らげる体操を考案し、金城大生と地域の公民館で講座を開いている。

この記事を印刷する

Let's block ads! (Why?)



"健康" - Google ニュース
May 20, 2020 at 03:10AM
https://ift.tt/2ZjG5lZ

自宅で継続健康体操 金城大准教授 神谷 晃央さん(42) - 中日新聞
"健康" - Google ニュース
https://ift.tt/2KsOhIe
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

No comments:

Post a Comment