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Monday, March 16, 2020

通常ペースで在宅勤務 仕事に集中、効率アップ 広島・福山 - 毎日新聞 - 毎日新聞

自宅で資料づくりにいそしむ西谷幸雄さん(左)と、働く父親の様子を見に来た長女紗耶さん=広島県福山市で、李英浩撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大で社会活動が制約される中、自宅や出先で仕事をする「テレワーク」が注目されている。広島県福山市のオフィス機器販売会社「サンエイ」(武田聡樹社長)は、社員25人の大半が出社せずに仕事ができる環境を整えている。子育て中の社員も一斉休校に慌てることなく、日常と変わらぬペースで業務をこなしている。【李英浩】

 妻と娘2人の4人で暮らすカスタマー支援営業課マネジャーの西谷幸雄さん(47)。12日は妻が外出するため、自宅で在宅勤務を選んだ。

 会社へは、スマートフォンで許可申請を送るだけ。貸与されたパソコンで仕事をこなし、作業する部屋を時折のぞきに来る長女紗耶さん(9)と会話する。西谷さんは「以前なら会社を休むしかなかった。助かっている」と話し、紗耶さんも「友達とあまり遊べないから学校が休みなのは嫌だけど、家にお父さんがいるとしゃべれて楽しい」と喜ぶ。

 サンエイのテレワークは2017年から本格的に始まった。朝夕の通勤や会社と出先の往復、書類の作成や報告、打ち合わせなどに無駄が多いと感じた西谷さんが、改善案を武田社長に持ちかけたという。

 書類の電子化を進め、情報共有のための社内SNSなどのシステムを採用し、在宅勤務や出社不要のモバイルワークなど働き方の制度も整備した。営業職やエンジニアは自宅から取引先や現場に直接出かけられるようになり、同僚との連絡はネット上で済むため、電話が鳴る回数も減少。西谷さんは、取引先に渡す企画書などの資料を在宅勤務中に自宅で作ることもあるといい、「仕事に集中できるようになり、効率も上がった」と話す。

 同社の取り組みは、「日本テレワーク協会」による今年の「テレワーク推進賞」で奨励賞を受賞した。

県内では23社

 県が2019年実施した調査によると、県内企業962社のうち、従業員の育児や介護のための独自支援制度を設けているのは219社あるが、在宅勤務が可能なのは23社。時間や場所にとらわれない働き方の実現はこれからというのが実情だ。

 県は、テレワークの機運醸成に向け、3月末までに全職員のパソコンを持ち出し可能な機種へ更新を進めており、県働き方改革推進・働く女性応援課は「在宅勤務も含め、働く人が効果を感じられる改革を支援したい」と話している。

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