大阪ニュース
2020年2月26日
日本人の睡眠時間は、世界でも1位、2位を争うほど短いといわれる。睡眠不足は「疲れやすい」「能率が落ちる」「ミスをしやすい」といった短期的な影響だけでなく、肥満や糖尿病、高血圧などの健康問題を引き起こす可能性もある。関西電力病院睡眠関連疾患センター長の立花直子医師は「生活リズムを見直すことは、睡眠の改善につながる」と呼び掛けている。
「生活リズムを整えることが良質な眠りにつながる」と訴える立花医師=大阪市福島区の関西電力病院 |
米国睡眠財団(National Sleep Foundation)が、2016年に発表した「年齢別の必要な睡眠時間」によると、26〜64歳の成人世代は7〜9時間で、中には6時間だったり、10時間必要になる人もいる。
日本では、長時間寝ると「怠け者」という印象を抱く人がいるが、立花医師は「個人の差を認められる考え方も必要になる」と指摘する。
就寝前に、スマートフォンでつい動画を見てしまうなど、近年は夜更かしを助長する道具が身近に増えている。15年のNHK国民生活時間調査によると、国民全体の睡眠時間は、平日7時間15分で、1970年以降は減少が続いていた。
睡眠と覚醒、体温、ホルモン分泌は、1日の中で変動があり、変動の周期は概日リズム(サーカディアンリズム)と呼ばれる。個人差や年齢差はあるが、概日リズムの周期は約25時間で、太陽の光や食事の時間、昼間の活動で、24時間のサイクルに調整されている。
夜更かしが続いたり、日の光を浴びないと、リズムにずれが生じ、良い睡眠が取れなくなる。リズムを調整するために、食事を取る時間を一定にしたり、寝室は夜は暗く、朝は光が入ってくるような工夫が必要になってくる。
「睡眠が取れないと、糖尿病や循環器疾患の悪化につながり、うつ病発症に関わることがある」と立花医師は警鐘を鳴らす。
食事や就寝時間などの生活リズムを整えることが、良質な眠りにつながる。「眠気を解消するには、病気でもない限り『眠る』しか方法はない。生活の中のいろいろな行動が、実は睡眠とつながっていて、1日の生活リズムは睡眠にとって、とても大切になる」と話した。
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February 26, 2020 at 09:03AM
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