ZTE傘下でゲーミングスマートフォン「REDMAGIC」シリーズなどを展開するNubiaから発売された「nubia Neo 5G」は、格安なのにカッコいい、ゲーミングモデルを意識したデザインが特徴です。海外での販売価格は約3万円と気軽に購入できる価格です。
ディスプレイは6.6型、指紋認証センサーは本体側面の電源キーを兼ねます。フロントカメラは800万画素で水滴型ノッチ。バッテリーは4500mAhで22.5W充電に対応しています。プロセッサはマイナーなUNISOCのT820。この中国産プロセッサの採用で5Gモデルながら価格を抑えることができています。
背面デザインはSF風というか、メカニカルなデザイン。内部が透けているようにも見えますが、全てプリントで表現されています。格安モデルにありがちな安っぽさは一切感じさせず、このままケースをつけずに使いたいと思わせてくれるデザインです。
OSはZTEと共通のMyOS 13を搭載、ベースはAndroid 13です。REDMAGICブランドのスマートフォンはRedmagic OSを搭載しており、nubia Neo 5GはNubiaのゲーミングモデルのようで、ラインアップとしては一般的な製品となるわけです。
UNISOC T820の性能はSnapdragon 695 5G程度。しかし本体にはゲームモードに集中できる「Game Space」アプリがプリインストールされています。ちなみにREDMAGICシリーズでは、本体側面にあるスイッチをスライドさせると、同様にGame Spaceに入ることができます。Game Space起動下では一切の通知を切ったり、画面のタッチ操作をカスタマイズしたりすることが可能です。nubia Neo 5Gのような低スペックなスマートフォンでも、カジュアルゲームに没頭したいという人も多いでしょう。ゲーム=高性能なハイエンドゲームばかりではないのです。nubia Neo 5Gはそのあたりのユーザーをターゲットにしているのでしょう。
カメラは1300万画素で200万画素の深度測定と合わせた2つを搭載。このあたりはかなり割り切っており、手軽な記録代わりにさくさくと写真を撮れればよいということなのでしょう。
ゲーミングスマートフォンは全てが超ハイエンドモデルという中で、カジュアルゲーム向けに性能と価格を絞ったnubia Neo 5Gがどこまで売れるのか、今後の同行が気になるところです。ゲーミングスマートフォン市場そのものがまだまだニッチな中で、nubia Neo 5Gは市場を拡大してくれる起爆剤になるのかもしれません。
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