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Monday, November 20, 2023

宇宙への夢とごみ - 中国新聞デジタル

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 寒くなったが、空気が澄んで夕空を見上げるのも楽しい季節。日が暮れて家路を急ぐ頃には月がくっきりと見える。望遠鏡などで眺めれば宇宙への夢や思いが広がりそう。しかし星以外のものも見えてくるに違いない▲国際宇宙ステーションはすぐに見つかるだろうか。そこに滞在している米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士が先日、船外活動中に工具の袋を紛失したという。袋はそのまま高度約400キロの宇宙空間を漂っている▲米宇宙軍も袋を追跡しているが、来年には大気圏に突入して燃え尽きるとされる。今は地上から見えるらしく、天体マニアも目を凝らす。観測するうち、別の物体が見つかるかもしれない。行方知れずになった宇宙船の痕跡だ▲宇宙旅行の実現を目指す米企業スペースXが先週末、ロケットで打ち上げた。ロケットから分離された無人の宇宙船はエンジンを点火。さらに高度を上げて宇宙空間を飛んでいたが、ぷっつり信号が途絶えてしまった▲初の人工衛星打ち上げから60年余り。地球上空にはその残骸などが増え続ける。人類の夢のかけら―とも言えようか。とはいえ、ごみだらけの宇宙では危なっかしくて旅する魅力はなくなりそう。

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