彗星は氷とちりが混じった天体。彗星が太陽に近づき熱によって氷が気体になる際、ガスやちりが放出され、明るくなる。
この新彗星は8月13日、アマチュア天文家の西村栄男さん(静岡県掛川市)が発見。今月18日に太陽に最も近づくとみられており、徐々に明るさを増し、8日現在で約5等の明るさという。
8日未明、みなべ町と印南町を結ぶ黒潮フルーツライン沿いにある広場「みはらし峠」(印南町樮川)で本紙記者が撮影に臨んだところ、午前4時20分ごろ、肉眼では分からなかったが、東北東の空に現れた緑色に輝く彗星とそこから伸びる長い尾を望遠レンズで撮影できた。風力発電の風車の付け根付近から姿を見せた彗星は徐々に高度を上げ、空が明るくなるにつれて見えにくくなり、その後、雲に隠れてしまった。
国立天文台は「高度が低い上に薄明の影響もあって見えづらい彗星だが、事前に方角などを調べた上で観察していただけたら」と話している。天文台ではホームページ(https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2023/09-topics05.html)で、この彗星の観察方法について解説している。
からの記事と詳細 ( 【動画】新発見の彗星輝く 夜明け前の東の空で、和歌山県南部:紀伊民報AGARA|和歌山県のニュースサイト - 紀伊民報 )
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