5月27日午後、カンテレ『ウラマヨ!』に、タピオカミルクティー発祥の店として知られる春水堂の代表取締役・木川瑞季さんが出演。大ブームで味わった天国と“ある出来事”を境に陥った地獄、さらに現在そこからV字回復に至った裏側について明かしました。
今回の番組は「成功を勝ち取った女社長の天国と地獄」と題し、活躍を続ける2人の女社長のドラマチックな半生を紹介。
そのうち木川さんは名門女子大・津田塾大学を卒業後、外資系コンサルティング企業のマッキンゼーに入社。台湾勤務時代に客として出会ったのが春水堂のタピオカミルクティーでした。
好きが高じて、2013年の日本初上陸をきっかけに現在の会社に転職。マネージャーとして広報や食材輸入、採用から総務まで裏方仕事の全てを担当し、東京・代官山の日本1号店はオープン日に3時間待ちの大行列となりました。
そして2018年には空前のタピオカブームが到来し、その“発祥の店”として事業は一気に天国のような状態に。全国的に大人気となった当時の勢いについて「テレビや雑誌の取材は数え切れないくらい、たぶん100件以上受けました」と語った木川さん。
しかし2020年、新型コロナウイルス流行を境に突如ブームは終焉。テイクアウト専門店は全て閉めることとなり、「タピオカミルクティーって飲み歩くのが楽しいものだったので、マスクをしちゃったらそれが出来なくなっちゃうんですよ。コロナの影響を一番受けた食べ物の一つじゃないかと思います」と、天国から地獄への急激な高低差について表現していました。
これに対して、MCのブラックマヨネーズ・吉田さんも「タピオカって楽しいという感じがあって、コロナの真逆のイメージやもんね。飲んでるだけで何か『コロナをナメてんのか?』って言われそうだった」と当時の自粛生活を回顧。
さらに木川さんは“メディアからの手のひら返し地獄”も味わったと言い、「『オワコン』はめちゃめちゃ言われましたね。別にタピオカが悪いわけじゃなくてコロナが来ただけなんですけど、もはやタピオカがダメになったみたいな感じですごく取り上げられちゃったので…」と悔しそうに振り返り、小杉さんも「だんだんと定着するところが急にオワコンとか言われると、『飲んでるのがアカンのか』みたいになってしまいますもんね」と、ムードによって移ろいやすい市場心理について察していました。
しかし、それから約3年。木川さん率いる春水堂は未曽有の地獄を味わいながらも、今年3月の売り上げが何とコロナ禍前の水準までV字回復。
「もちろんコロナの影響が減ってきたというのもあるんですけど、今はどちらかと言うと、ブームで来ていたお客様というよりも春水堂のお茶の美味しさで来ていたお客様とか、幅広い年齢層の方が沢山来てくださっています。カフェとして定着したというのが大きいですね」と語った木川さん。
小杉さんから「生き残れた理由はどのあたりだと思ってますか?」と問われると、「やっぱり最後まで本格的な美味しいお茶にこだわり続けたというところかなと思います」と力強く語り、自らが台湾で感動した店の味を日本国内で根付かせるべく決意を新たにしていたのでした。
(関西テレビ5月27日(土)午後1時放送『ウラマヨ!』より)
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