1990年頃から存在が確認されているロシアの謎の短波放送「UVB-76」に近い帯域で動作する2番目の信号が確認されています。この信号の謎について、愛好家のRingway Manchester氏が迫りました。
Russia’s New Mystery Shortwave Station | Hackaday
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愛好家の間では、周波数4625kHzまたは6998kHzでロシア国内から送信されている謎の短波放送があることが知られています。ほぼ一日中「ブーン」というブザーを鳴らし続けていることから、「ザ・ブザー」という愛称も付けられていますが、その目的は明らかになっていません。
Manchester氏によると、既存の周波数に加え、新たに4612kHzで信号が発せられていることが判明したそうです。
新たな信号は元の信号より微弱ですが、ロシア国内で受信すると強くなることから、発信源はロシアにある可能性が高いとみられています。
この信号は2022年後半に初めて存在が指摘されましたが、なぜ突然現れたのかという理由は明確になっていません。
最もよく挙げられる説は、元の周波数の整数倍の周波数である「高調波」が確認されているのではないかというものでしたが、高調波の場合は両方の周波数がずれて鳴ることはなく、今回の一件とは矛盾しています。
別の説では、いたずら目的の嫌がらせである可能性が指摘されています。UVB-76はこれまでにもいたずら目的の電波ジャックの被害に遭っており、無関係な楽曲の再生やスペクトログラムで特定のイラストを表示させるなどのいたずらが行われたことがあります。しかし、こうしたいたずらならば同じ周波数を鳴らすだけでよく、別の周波数を鳴らす意味はありません。そのため、Manchester氏はこの説も否定しています。
さらに不思議なのは、この信号からは背景の声が聞こえるということ。このことから、ブザー音は送信機から直接発生したものではなく、マイクの前に設置された装置から発生したものであると見られています。
こうした説を踏まえ、Manchester氏は「ロシアがウクライナへの攻撃を続ける中で、何らかの目的のために必要になったために用意した可能性が高い」と推測しました。からの記事と詳細 ( ロシアから長年発信され続けている謎の短波放送「UVB-76」に似た第2の信号が発信されているとの指摘 - ライブドアニュース - livedoor )
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