社会現象となるほどの人気となったスマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」の提供元として知られる米ナイアンティックは18日、 カプコンと協力して「 モンスターハンター」のスマホゲームの配信を9月に開始すると発表した。
発表を受け、カプコン株は午後の取引で上昇幅を拡大。一時、ブルームバーグの記録に残る2000年10月以来の日中高値となる前日比13%高の5320円まで値を上げた。
発表資料によると、タイトル名は「Monster Hunter Now」。カプコンからライセンスを受けたナイアンティックが配信元となり、「アップストア」と「グーグルプレイ」向けとして全世界でサービスを展開する。
スマホの位置情報機能や拡張現実(AR)技術を活用したゲームをより多くの人々の日常生活に近づけるためのナイアンティックによる最新の試みで、今月25日から専用サイトで招待制のベータテストを始めるとしている。
新作ではプレイヤーはAR技術により、現実世界に登場するモンスターを狩ることができる。スマホを使うため友人のほか、周囲の人と協力して遊ぶことも可能としている。
サンフランシスコに本社を構えるナイアンティックは、AR技術の開発や実装などの面で最先端の一角に位置する。ヘッドセットなどを通して仮想世界を体験するバーチャルリアリティー(VR)と違い、ARはスマートフォンカメラなどを介しコンピューターグラフィックを現実世界に重ねる手法で、手軽に使えるのが魅力の一つだ。
ただ、現在はまだARが一般に浸透し始めているとは言い難い状況で、ポケモンGOでも遊ぶときにスマホのバッテリー節約などの目的でAR機能をオフにしているプレイヤーもいる。
ナイアンティックはシリーズ累計販売が9000万本(2022年12月31日現在)という人気作品であるモンハンのブランド力を活用して、ARゲームの普及加速を目指す。
(発表の詳細などを追加して更新します)
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