イギリスの競争・市場庁(CMA)は、マイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザード買収について、コンソールゲーム市場における競争を大幅に鈍化させることにはならないとの暫定的な調査結果と見解を示しました。
新たな調査結果に基づき見解の一部をMSに有利な内容へと変更
2023年2月の時点でCMAは、この買収はゲーマーにとって価格の上昇や選択肢の減少、新しい価値の創造の阻害をもたらす可能性があり、コンソール/クラウドゲーム市場での競争を脅かすと報告していました。
しかし、『コール オブ デューティ』プレイヤーの購買行動に関する新たなデータなどを元に分析を続けたところ、マイクロソフトが『コール オブ デューティ』をXboxコンソールで独占した場合、想定されるどのようなシナリオでも著しい損失を被ることが判明。その一方で、PlayStationコンソール向けに『コール オブ デューティ』を提供し続ける誘因は残されているため、買収が行われたとしてもコンソールゲーム市場における競争を大幅に鈍化させることはないとのことです。
この発表についてマイクロソフトは海外メディアThe Vergeを通して、CMAによる更新された暫定調査結果を歓迎するとの声明を公開。この買収は多くのプレイヤーに対し『コール オブ デューティ』やそのほかの作品をプレイする際の選択肢を提供するものであり、未解決の懸念点についてもCMAと協力し解決することを心待ちにしているとしています。
クラウドゲーム市場における懸念は解消されず4月末まで調査を継続
なおCMAは、買収がクラウドゲーム市場における競争を脅かすという見解に関しては今回の発表後も変化していないとしており、最終報告に向けた調査は4月末までに完了する見通しです。
からの記事と詳細 ( マイクロソフトのアクティ買収に“肯定的”な暫定調査結果を英政府機関が報告―「コンソール市場における競争を大幅に鈍化させることにはならない」 - Game*Spark )
https://ift.tt/8msJONb
科学&テクノロジー
No comments:
Post a Comment