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Friday, February 24, 2023

Android折りたたみスマホに新たな選択肢! Oppo Find N2 Flipハンズオン - GIZMODO JAPAN

tosokpopo.blogspot.com

何か新しいものが出てきたとき、それに追随するモノが出てくると一気に盛り上がりが加速する気がします。高コストな割にパイが少ないといわれる折りたたみスマートフォン市場ですが、Oppoも参入してきました。いいね。Android折りたたみスマホ、選択肢が増えるのはいいことです。

日本では未発売(ヨーロッパや一部アジアのみで、北米も未発売)ですが、米Gizmodoが海を超えてハンズオンしてきたので、触った感想を見てみましょう。


折りたたみスマホを手がけるAndroidメーカーは、Samsung(サムスン)だけじゃありません。OnePlusの親会社であるOppoが折りたたみスマホ「Find N2 Flip」をローンチしました。

中国ではすでに2カ月ほど前に発売されていたのですが、新たにヨーロッパでも販売スタート。北米や日本のユーザーでどうしても欲しいという人は、(今のところ)個人輸入の道しかないのですけどね。

価格は849英ポンド。1,000ドル強、日本円だと14万円弱。個人輸入の送料まで考えると、Galaxy Z Flip 4を買うのとほぼ同じになりそう。北米住みだからツライなと思っていたら、Oppoがレビュー端末を送ってくれました!

やっぱり実際に手に持ってみるといいですね。Samsung以外の折りたたみスマホを体験できるのはうれしいです。やっぱりAndroidの折りたたみなので、どうしてもSamsungと比較してしまいますが、見た目はGalaxy Z Flip 4に非常によく似ています。縦折りタイプのやつね。

まず、ささっといいなと思った点を先に。カバースクリーンが大きい、カメラセンサーがでかい、カメラがハッセルブラッド、折り畳んだときに隙間がない。OppoのColorOSも悪くはない(良くもないから、改善余地あり)。

まず基本スペック!

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閉じている状態
Photo: Florence Ion / Gizmodo US

GoogleのPixelやSamsungのGalaxyと比較すると、そりゃ一般的な知名度は低いですが、OppoはOnePlus、Vivo、Realme、iQOOなどのブランドを有する超メガスマートフォンメーカーです。OnePlusのフラッグシップ端末に搭載されている高速充電「SuperVOOC」も、先に採用されたのはOppo端末でした。

もちろんFind N2 Flipにも採用されています。44W充電で、0から50%まで23分、フル充電は1時間弱となっています。折りたたみ端末最速です。バッテリーは4,300mAhで、Z Flip 4(3,700mAh)よりも大きいですが、ワイヤレス充電はなし。

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背のヒンジにOppoの文字!
Photo: Florence Ion / Gizmodo US

気になるチップはQualcomm、じゃないんです。MediaTekのフラッグシップチップ第2世代となるDimensity 9000+。MediaTekのチップは安価・中価格帯スマホとセットにされることが多いですね。初めて使うチップなので、とりあえずベンチマークを。Geekbench 6では、シングルコアでスコア1,105、マルチコアで3,200。メモリは8GB、ストレージは256GB。

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開くと6.7インチ
Photo: Florence Ion / Gizmodo US

リアカメラは50MPのメインカメラと8MPウルトラワイドカメラ。フロントカメラは32MP。OnePlus端末と同じく、Find N2 Flipもカメラはハッセルブラッド。ささっと撮影してみると、OnePlus 11と写真は同等の色味でした。

Samsungと比較するとより自然な色味な感じ。望遠がないので、ズーム力なし。ちなみに、折りたたみあるあるなのですが、カバースクリーンを使えばリアカメラでもセルフィー撮れます。で、このカバースクリーンがSamsung(1.9インチ)より大きい3.26インチなので、リアカメラでセルフィーも撮りやすいです。TikTokやInstagramのストーリーズの9:16画面は、Z Flip 3/4だとカバースクリーンに収まらなかったんですよね。

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カバースクリーンにいろいろウィジェット表示してみました
Photo: Florence Ion / Gizmodo US

Find N2 Flipのいいところは、カバスクリーンの使い勝手の良さ。リアカメラでのセルフィーでは、ソフトウェアがアングル指導までしてくれました。これでZ Flip 4みたいに、カメラのクイック起動オプションがあればさらにいいのですが…。

電源ボタン2度押しでカメラ起動できるのですが、それは端末を開いているときだけのこと。閉じているときは、カバースクリーンから顔認証でアンロックして、スワイプしてカメラパネルだして、そこからカメラモードを選ぶという非常に面倒くさいことに。

端末を開いた状態は、スクリーン6.8インチ。リフレッシュレートは120Hz。OSはAndorid 13を基本としたOppoのColorOS。使い勝手に大きな問題はないものの、個人的に全体のデザインはGoogleのMaterial Youが好きです。カスタマイズできる色やアイコンが少ない印象あり。

Oppo Find N2 Flip 対 Samsung Z Flip 4

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左:Samsung Z Flip 4、右:Oppo Find N2 Flip
Photo: Florence Ion / Gizmodo US

よーく見ると当然ちょいちょい違うのですが、全体的にはやはり非常によく似ています。並べて使うと、SamsungのZ Fold 4の方が使い勝手が良く感じますが、これはハードではなくOSが理由だと思います。先述の閉じた状態でのカメラ起動含め、Z Fold 4のOne UIの方が折りたたみ端末のOSとして優れていると思います。OppoはUI改善の余地大いにありありですね。

折りたたみ端末は、半分開いた状態で使うことが結構あるのですが、Find N2 Flipのソフトウェアもこの状態だと悪くないんです。ラップトップみたいに端末上半分画面、下半分はスタンド(トライポッド)的に使えばそういうものです。

ただ、良くもない。なぜなら端末下半分がスタンド状態なんてもったいないから。これ、SamsungのZ Flip 4だと下半分をタッチパッドとしてスクロールしたり、撮影した画像スクロールで見たりできますから有効利用していますよね。繰り返しますが、Oppoは折りたたみ向けにはUI全体を再考する必要があると思います。

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好きな角度で置いておけます
Photo: Florence Ion / Gizmodo US
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左:Samsung Z Flip 4、右:Oppo Find N2 Flip
Photo: Florence Ion / Gizmodo US

ソフトはさておき、折りたたみハードとしては美端末です。角度によってピンクからラベンダーカラーに見える色味もシャーシもいい。何よりいいなと思ったのは、折り畳んだときの隙間のなさ。

Oppoがこれから数世代を経て、折りたたみ端末をどんどんブラッシュアップさせていくと考えると、Samsungはうかうかしていられませんよ。OnePlusもOnePlus 11の発表で、折りたたみのコンセプトをチラ見せさせており、もしかしたら近々出してくるかもしれませんし。

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