『Apex Legends』では、8月10日よりシーズン14「ハンテッド」が開幕した。開幕時には、Steamにおけるピーク時の同時接続プレイヤー数記録が、昨シーズンに続きまたもや更新されたようだ。
『Apex Legends』シーズン14「ハンテッド」では、新レジェンドとしてヴァンテージが参戦。コウモリのエコーとともに戦うスナイパーだ。マップはキングスキャニオンが改変され、新エリアであるレリックが登場。ほかにも、マップは全体にわたって改変。ザ・ケージやブロークンリレーなどの構造が大きく変化している。
そして、新シーズンの開幕も後押しして、『Apex Legends』のプレイヤー人口はさらなる増加を見せたようだ。特にSteamでは、8月10日の同時接続プレイヤー数において、同プラットフォームでのリリース以来最大となる51万1676人を記録(SteamDB)。昨シーズンの最大同時接続プレイヤー数に10万人近くを上乗せして、一気に50万人を突破することとなった。
なお、本作の対応プラットフォームはSteamだけではない。PCではOrigin、コンソールではPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けにも展開されている。SteamDBで確認できるプレイヤー数は、ほんの一部だといえる。ほかのプラットフォームでもSteamと同様の傾向であれば、総プレイヤー数はかなり増えていそうだ。
そうした人気を後押ししている理由のひとつとして、レリックの登場が考えられる。レリックは、過去の人気エリアであるスカルタウンが“サルベージ”を経て生まれ変わった新エリアだ。スカルタウンおよびサンダードームは、シーズン8にて崩落。LTM(期間限定モード)で幾度か登場したものの、通常モードではサルベージと呼ばれるエリアへと置き換わっていた。本作屈指の人気エリアであるスカルタウンが新生することは、同エリアを知るプレイヤーたちの大きな注目を集めたと考えられる。
また、人気の別の理由として、昨今のALGSの盛り上がりが関係しているとも考えられる。ALGS(Apex Legends Global Series)は、本作におけるプロリーグ。今年5月にはALGSスプリット 2 プレイオフがスウェーデンのストックホルムにて開催。同大会の配信は、これまでに EAが開催してきた eスポーツイベントを上回る視聴者数を記録したという。
さらに7月には、ALGS Championshipも開催された。毎年開催されるALGS Championshipは、年間成績の上位40チームが世界一の座を巡って争う決勝大会だ。中でも、決勝ラウンドとなるGrand FinalsにはTSMやNRG、Fnatic、FURIAといった強豪チームが集結。激戦を制し、見事優勝に輝いたのはDark Zeroであった。なお、今年の本大会はALGS史上初の有観客にて開催。配信においても、ピーク時視聴者数が63万人を超える大盛況を博したようだ。
以上のように、本作競技シーンは配信においての人気も高い。そうした盛り上がりが、新シーズンに復帰プレイヤーや新規プレイヤー層を引き込んだ可能性はありそうだ。
昨シーズンに引き続きピーク時の同時接続プレイヤー数記録を大きく更新した『Apex Legends』。その勢いは、とどまるところを知らない。ゲーム内での注目要素だけでなく、競技シーンの盛り上がりもその一端を担っている可能性はありそうだ。一般ユーザー層と競技シーンの双方に向けた、本作の今後の展開にも注目していきたい。
『Apex Legends』では、現在シーズン14「ハンテッド」が配信中だ。
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