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Wednesday, June 22, 2022

注目は“球”だけじゃない!あのDEVIALETが本気で作ったサウンドバー「Dione」実力チェック (1/2) - PHILE WEB - PHILE WEB

tosokpopo.blogspot.com 近年、手軽にテレビの音を高音質化できるサウンドバーの人気が続いている。オーディオ分野から文筆の世界に入った僕にも、最近はサウンドバーの執筆依頼が増えており、その人気の高さを実感しているところだ。

そんな中、フランスのハイエンドオーディオブランド、DEVIALET(デビアレ)からも、同社初となるサウンドバー「Dione(ディオーネ)」が登場した。


DEVIALET初のサウンドバー「Dione」(¥359,000)、その実力を検証する!

最初に興味を持ったのは、本モデルが弩級のハイエンドモデルであるということ。現在市場には様々なサウンドバーが存在しているのはご承知の通り。“設置のしやすさ” という共通点を持ちつつも、筐体サイズや搭載するスピーカーユニット数の違い、低域の迫力を高めるサブウーファーの有無、高さ方向まで表現するイマーシブサウンドフォーマットへの対応など、さまざまなタイプがあり、価格帯も幅広い。

そのような中でDioneは、筐体寸法1200W×77H×165Dmmと大型のボディに、なんと17基ものドライバーユニットを搭載している。そして、Dolby Atmosイネーブルドスピーカーも含めた5.1.2ch再生に対応しており、大型のボディを生かして、サブウーファーを必要とせず、一本バー型ながら迫力ある低域再生を実現した「トゥルーオールインワンサウンドバー」を提唱している。

そもそもデビアレは、オーディオファンにはお馴染みのハイエンドブランドだ。美しいシャーシを持つワンボディ型のハイエンド一体型システム「Expert Pro」が有名だが、そのデビアレが本気で作ったのがDioneなのだ。

ギリシャ神話に登場する女神に由来するDioneの名の通り、デザインは美しい。中央部にあるボール状のトゥイーターが目を引くが、全体を見ても、キャビネット各所にファブリック素材が使われており、上質さもある。この大型ボディがどのようにサウンドに生かされているのか、パッと見た瞬間から期待が高まる。


中央部にボール状のトゥイーターを配置した独自設計に、ファブリックを各所に使用した高級感ある外観も魅力

入出力インターフェイスは、HDMI2.1に対応したeARC/ARC対応のHDMI端子が1系統、光デジタル入力が1系統、有線LAN端子を装備。さらにWi-Fi、Bluetooth接続(Ver.5.0/コーデックはSBC/AAC対応)にも対応し、「AirPlay 2」のほか、「Spotify Connect」や「Deezer」などの音楽配信サービスも楽しめる。さらにUPnPによるネットワーク音楽再生機能も備えている。

背面部の様子(画像は光デジタル入力、有線LANの端子部)

HDMI端子はeARC/ARC対応のHDMI2.1を装備

デビアレ独自の音響技術を結集。ドルビーアトモスにも対応する5.1.2chサウンドバー

合計17基のスピーカーユニットの割り振りは、低音域を8基の134mmロングストロークウーファー、高 - 中音域を9基の41mmフルレンジドライバーが担当している。正面部のボール状のユニットはセンターチャンネルを受け持ち、さらにドルビーアトモス用のイネーブルドスピーカーも搭載している。これらを組み合わせて5.1.2ch構成を実現する。


17基ものスピーカーユニットを内蔵した5.1.2ch構成のサウンドバー

アンプの総合出力は最大950W/定格450Wと非常にパワーがあり、内部にはワイヤレススピーカーのPhantomに採用された独自SoC「Devialet Intelligence Processor」を搭載する。これらの仕様により、出力音圧レベル101dBと大音量に強く、24Hz - 21kHzもの広大な周波数特性を実現している。

また、独自DSPを使って2chソースを5.1.2chにアップスケーリングする「SPACE」機能や、音量をリアルタイムに補正し、映画のダイアローグの明瞭度を上げる「AVL」機能などにも対応している。

さらに内蔵した4つのマイクを使用して、部屋の広さや家具の配置と、サウンドバーの位置を測定し、それぞれの部屋に最適化したサウンドを出す「ルームキャリブレーション」機能も搭載している。なお、純正アプリ「Devialet app」をスマホ等にインストールして、操作や初期設定、上述のストリーミングサービスや音声モードなどを変更できる。


専用アプリから設置した部屋に合わせた音響の最適化が行える

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