米Zoom Video Communicationsは3月22日(現地時間)、Windows版「Zoom」クライアントアプリの最新版v5.10.0を公開した。最新版では、アバター機能など多くの機能が追加されている。
アバター機能は、Windows版に先行して公開されたMac版やiOS版、Web版でも利用可能。[設定]-[背景とエフェクト]画面から[アバター]タブを開いて3Dアバターを選ぶと、画面に映る自分の姿を完全にそのアバターに変身させることが可能。
3Dアバターには猫やパンダ、牛など11種の動物、22体が用意されている。オリジナルの3Dモデルを使ったり、3Dモデルをカスタマイズすることはできないようだ。3Dアバターは首や瞼、口、舌、眉毛の動きとリアルタイムで連動して自然に動き、一部の動物は耳も眉毛と連動してピコピコ動くのがかわいらしい。
そのほかにも、ダークモードに対応。[設定]-[一般]画面から切り替えられるほか、システムの設定にしたがって自動で切り替えることも可能。Apple IDでのログインもサポートされた。
ミーティング機能では、定期的に行われる会議でブレイクアウトルームの割り当てを保存しておき、次回以降も再利用できるようになったほか、主催者の音声と共有コンテンツをすべてのブレイクアウトルームと共有できるようになった。また、待合室にいる参加者の名前を変更する機能なども追加されている。
チャット機能では、短いビデオメッセージを送信したり、新規チャンネルのデフォルトファイルストレージを「SharePoint」や「Box」に設定することが可能になった。チャットやチャンネルを任意のフォルダーに分類する機能や、未読メッセージの通知にマウスカーソルを重ねてプレビューを表示する機能も追加されている。
さらに、有償の「Pro」「Business」「Education」「Enterprise」では、ウェビナーや会議をライブストリーミング配信サービス「Twitch」へ直接配信する機能なども追加されている。
「Zoom」Windows版はWindows 7/8/8.1/10/11に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能だ。
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