2K GamesのFPSアドベンチャーゲーム『BioShock Infinite(バイオショック インフィニット)』のDLC「ベリアル・アット・シー」に登場する謎に包まれた少年のNPCについて、当時の担当アニメーターが解説しました。
このDLCに登場する少年は、フランスパンを掲げながら柱の周りを踊りながらぐるぐる回るという、少し奇妙な動きをしていることが特徴。「プレイヤーは今パリにいる」ということを認識させるためにステレオタイプ的なNPCを配置したとされていましたが、当時の担当アニメーターにより配置した理由が説明されました。
元AAA開発者のGwen Frey氏は、パリのシーンにループするアニメーションとヘッドトラッキングなどのスクリプト、ライターから提供されたセリフを搭載したAIを持たないNPCを配置していました。Frey氏はもっと動きが必要だと考えましたが、AIキャラクターを追加するわけにはいかなかったといいます。
また、開発時はDLCに割けるリソースがあまりなく、ほとんどのモーションが本編からの流用。このパン少年も例外ではなく、エリザベスがダンスするシーンのモーションの再利用です。もともとは2人の子どもが一緒に踊るアニメーションにするつもりでしたが、地面やお互いのキャラクターにぶつかってしまいうまくいかなかったためバゲットで代用したというエピソードも語られました。
フランスパンを掲げて駆け回るという少し奇妙なNPCですが、開発上の工夫が垣間見えるエピソードが隠されていました。なお、現在Frey氏は現在インディー開発者として活動しており、『Kine』や『Rab Rat』などを手掛けています。
からの記事と詳細 ( 『バイオショック インフィニット』DLCに登場する謎に包まれたNPCの裏側が解明―当時の担当アニメーターが語る - Game*Spark )
https://ift.tt/jzcb82B
科学&テクノロジー
No comments:
Post a Comment