Pages

Sunday, February 6, 2022

ハクスラARPG『Path of Exile』Steam同時接続者数が約1万から約16万に一気に爆増。大型アプデに、一部日本語対応も - AUTOMATON

tosokpopo.blogspot.com

基本プレイ無料のハクスラARPG『Path of Exile』が2月4日、Steamにて「約1万人のピーク同時接続者数が、翌日には約16万人になる」という爆発的な人口増加を記録。そして最高ピーク同時接続者数を記録した。その背景には、大型アップデートに伴う本作の特徴的な人口推移がある。また、その直前には本作が“ひっそり”一部日本語対応したことが明らかになっている。


『Path of Exile』は、ニュージーランドを拠点とするスタジオGrinding Gear Games(以下、GGG)が手がけるハクスラARPGだ。国内外のハクスラファンからの支持も根強く、日本語未対応ながら国内にも少なくないプレイヤーがいる作品である。本作は2013年に配信開始され、2014年より定期的な拡張版無料配信による大型アップデートがなされてきた。そのため、本作のSteamでの同時接続プレイヤー数は、ほぼ3か月毎の大型アップデートの直後に爆発的に増加し、その後また3ヶ月間をかけて落ち着いていく傾向がある。そのため、推移をグラフにすると「ノコギリの刃」のような特徴的なかたちを呈している。


そして『Path of Exile』は今年2月4日に大型アップデート「Siege of the Atlas」を配信。リリースから約9年で残した記録を打ち破る、15万8882人のSteamピーク同時接続者数を打ち立てた(SteamDB)。とはいえ、この数字は本作の最近の水準から突出した記録というわけではない。本作は大型アップデートの度にSteamピーク同時接続者数は10万人を超えており、昨年配信されたうち、3つのアップデートではピーク時で15万人を超えるプレイヤーを集めている。つまり、大勢の『Path of Exile』プレイヤーが大型アップデートの度に本作に“帰ってくる”ような傾向があるのだ。ある意味で帰省ラッシュのような、恒例行事といえる側面もあるだろう。

しかし、昨年には恒例の人口増にやや影を差す出来事もあった。昨年4月に配信された拡張版「Ultimatum」では、開始直後からサーバーの接続問題が浮上。多数ユーザーがログインの順番待ち状態になりプレイ不可能になったのだ。一方で、GGGは、同スタジオと契約したストリーマーに関して、特例的に順番待ちを回避してプレイできるよう優遇したことで、多くのユーザーから批判の声が寄せられた。そのためか、「Ultimatum」の次の拡張版「Expedition」のリリース時のSteamピーク同時接続者数は11万6000人と減少傾向を見せたのだ。

それでも今回、『Path of Exile』がSteamにおけるプレイヤー人口記録を更新したのは、GGGが弛まず新規コンテンツに注力した結果だろう。今回のアップデートでは、本作のエンドコンテンツのなかでも大きな地位を締める「Atlas」を中心として、多数変更や追加コンテンツを盛り込んでいる。Atlasへの新システム導入やボス追加など内容は多岐にわたり、「いつものAtlasが変わる」点に魅力を感じて舞い戻ったプレイヤーも多いのではないだろうか。

また、今回の人口増に寄与しているかどうかは定かでないものの、今年初め頃には国内プレイヤーたちが「『Path of Exile』が一部日本語化に対応している」との発見を報告している。ただし、筆者の観測範囲内では日本語対応についての公式発表は見られなかった。つまり、こっそりとテスト的に実装されたものと見られる。日本語化は、PCのドキュメントフォルダの下、「My Games/Path of Exile」フォルダに存在する「production_Config.ini」にある「language=en」との記述を「language=jp」と書き換えれば可能だ。存在しない場合は追記してもよい。ただ、あくまでも非公式な方法であるため、不具合発生の可能性などもある点は留意されたい。

筆者が実際に上述の手法を用いたところ、かなりの量のテキストが翻訳されている様子が見られた。具体的には、アイテム名や効果および序盤のNPC会話などは日本語化が確認できた。一方で、パッシブツリーは主に重要スキルなどの翻訳に留まっているほか、アイテム効果などには未翻訳部分も目立つ。あくまでもテスト用などの実装なのだろう。しかし、実際にゲーム内で日本語が表示できるようになった点は注目に値する。GGGは昨年4月に、『Path of Exile』の日本語ローカライズスタッフを募集していた(関連記事)。また、本作は日本語化を求める国内ユーザーの声も多い。今回の“こっそり日本語化”は、本作のローカライズを待ち望むユーザーにとって待望の知らせだろう。

『Path of Exile』拡張版大型アップデート「Siege of the Atlas」は、現在PC(公式サイト/Steam/Epic Gamesストア) 向けに配信中。Xbox Oneおよび国内未展開のPlayStation 4向けには現地時間2月9日配信予定だ。また、本作続編『Path of Exile 2』についてGGGは、今年2022年にリリースの可能性があるとしている(PC Gamer)。日本語対応の有無を含め、そちらの続報にも期待したい。


Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( ハクスラARPG『Path of Exile』Steam同時接続者数が約1万から約16万に一気に爆増。大型アプデに、一部日本語対応も - AUTOMATON )
https://ift.tt/lghGaIt
科学&テクノロジー

No comments:

Post a Comment