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Wednesday, September 29, 2021

「ゲームの公平性を損なうプレイについて」―『VALORANT』公式声明を受け、「ぶいすぽっ!」「Crazy Raccoon」メンバーが厳正処分 - インサイド

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ライアットゲームズは、チーム戦タクティカルシューター『VALORANT』公式Twitterにて「ゲームの公平性を損なうプレイについて」と題した声明文を発表しました。

こちらは2021年9月27日に、バーチャルe-Sportsプロジェクト「ぶいすぽっ!」所属メンバーの八雲べにさん、プロゲーミングチーム「Crazy Raccoon」に所属するRion選手とZepher選手、Francisco選手、同チームオーナーであるCR.おじじ氏が行ったとされる問題行為に対して見解を示したもので、「サブアカウントを利用しコンペティティブモードのプレイを通じて第三者のランクを上げる行為」「本来のランクやゲームスキルにそぐわないサブアカウントを利用しているプレイヤーと一緒にコンペティティブモードをプレイしランクを上げる行為」を、サービス規約に違反するものではないものの不適切であると批判しています。

その問題行為とは、前述の5名がパーティー(5人プリメイド)を組んで『VALORANT』のコンペティティブモード(ランクマッチ)をプレイしていた際、Rion選手とZepher選手、Francisco選手が、メインアカウントよりもランクの低いサブアカウントを使用していたというもの。同日にTwitterをはじめとするSNSで、その疑惑が拡散されると「スマーフ(スマーフィング)」「ブースティング」というワードを用いての激しい糾弾が飛び交う事態となり、後に5名は事実を認めた上で各Twitterアカウントにて謝罪を行いました。

なお「スマーフ」とは、FPS/バトロワといったゲームシーンにおいて、“本来のランクやゲームスキルにそぐわないサブアカウントを利用して、低レート帯のマッチをプレイする行為”を差す用語。“初心者狩り”を目的とする悪質な行為として、ペナルティ対象にしているタイトルも存在します。あくまで“プロゲーマー3名が八雲べにさんと一緒にランクマッチをプレイするため”というのが主目的であった本件ですが、定義として同行為に該当することは間違いないでしょう。

そして「ブースティング」は、“第三者にアカウントを渡してプレイをさせることでランク上げ等を代行させる”という意味合いを持つ用語です。定義として本件が該当するかはあいまいですが、目的としてはこちらに近い行為だったと言えるかもしれません。

今回のライアットゲームズによる発表に合わせ、「ぶいすぽっ!」は9月30日・10月3日に開催される招待制イベント「ABEMA presents VALORANT VICTORY CHALLENGE vol.2」への参加が決まっていた八雲べにさんに関して、同大会への出場辞退1か月の活動停止措置。併せて所属メンバーの花芽すみれさんにも、“過去に同じような問題行為をRion選手と働いたことがある”として「第7回CRカップ Apex Legends」への出場辞退2週間の活動停止措置を行うと発表しました。

また「Crazy Raccoon」を運営するSamurai工房も、本件に関与したCR.おじじ氏(本名、高野大知氏)へ1年間に渡っての報酬50%カット、ならびに同氏の『VALORANT』アカウントの全削除。Rion選手に対して3か月間の活動休止公式イベントへの欠場、同選手の『VALORANT』アカウントの全削除(活動再開時に新規作成)。Zepher選手に対して1か月の活動休止公式イベントへの欠場。Francisco選手に対して厳重注意。“過去に同じような問題行為を働いたことがある”と自己申告を行った天月さんに対して厳重注意といった措置を行うとしています。

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