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Thursday, September 2, 2021

交通標識は虹色に反射した方が自動運転車から認識されやすいかも?という研究 - ギズモード・ジャパン

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『ビックリマンチョコ』のホログラムみたい?

路上にある道路標識は、光を当てると再帰反射するものもありますが…自動運転車にとっては、もっとド派手に光った方が認識しやすいようです。そこでニューヨーク州立大学バッファロー校が開発したのが、光を当てると環状の虹を反射させる極薄フィルムです。

当てる光線によってパターンが違う

フィルムはテープのように粘着性があり、そこには「Microscale Concave Interface(微小規模の凹面境界面)」と呼ばれるポリマー製の球体が敷き詰められています。球体の構造は電子顕微鏡じゃないと見えないくらい超極小なのですが、白い光を当てれば虹の輪がいくつも現れ、赤や緑や青など単色のレーザー光線なら陰影のある輪が浮かび上がり、赤外線レーザーなら独自の環状パターンが発生するようになっています。

LiDARや赤外線カメラといったセンサー類は、それらを認識して標識が何なのかを判別できるワケです。

空間に浮かぶQRコードみたいなイメージ?

自動運転車はこれまで標識の形状や色で認識してきましたが、ちょっとしたことで誤認もあったり、完璧ではありませんでした。ですが、もし数種類のセンサー類が、このフィルムが発する各環状パターンを読み取り総合的に分析すれば、もっと正確に標識を読み取れます。これなら悪天候や暗い時間帯でも、ヘッドライトの光さえ当たれば良いのです。

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Image: ScienceDirect

研究者のQiaoqiang Gan博士らは、アメリカではバッファロー大学、そして中国では復旦大学よりこの技術の特許を申請しており、今後も違った波長の光線ではまた別のパターンが作れないかなどを調べています。

写真を見た限り人の目にも目立ちそうですし、虹の輪なんて幻想的で興味深いですよね。そのうち、この技術を使った「バーコードバトラー」的な玩具とかも出てくるかも?

Source: ScienceDirect, Twitter via University at Buffalo via NEW ATLAS

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