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Wednesday, July 22, 2020

「初回無料」…実は定期購入 健康食品、化粧品の苦情倍増 - 神戸新聞

 健康食品と化粧品の定期購入について、兵庫県内の消費生活相談窓口へ2019年度に寄せられた苦情が計2842件に上り、前年度(1465件)からほぼ倍増したことが、県立消費生活総合センターのまとめで分かった。苦情の総数は4万251件と前年度(4万2810件)比で微減だが、高止まり傾向にある。(藤井伸哉)

 目立つのが、初回無料や格安のお試し価格をうたうインターネット通販。トラブルに遭った50代男性は、ネットで見つけた「初回500円」のダイエットサプリを購入後、注文していない2回目の商品が届き、6980円を請求された。業者は「4回目まで解約できない定期購入。2~4回目は6980円と申し込み画面に記載しており、2回目でやめると解約料2万円がかかる」と譲らなかったという。

 健康食品や化粧品に関する苦情は増加の一途で、14年度の160件から、5年間で17・8倍に急増した=グラフ参照。契約者の7割超が女性で、年代別では40~60代(男女)が約6割を占めた。

 同センターによると、申し込み画面に定期購入の記載があると支払いの義務が生じ、ネット通販はクーリングオフの対象外という。担当者は「スマートフォンで表示された広告に誘導されることが増えた。低価格につられがちだが、解約の条件や総額、定期購入の有無などをしっかり確認してほしい」と呼び掛ける。

 苦情全体では、大手通販業者をかたって「未納料金があり、当日中に連絡がなければ法的手続きを取る」などとメールで不安をあおり、架空請求する手口が依然多い。また、ネット検索中に警告表示が出てセキュリティーソフトの代金を請求されたり、個人情報を入力させられたりするトラブルも頻発しているという。

 消費者ホットラインは、局番なしの「188」(いやや)へ。

■トラブル額80歳以上で平均93万円

 2019年度の兵庫県内の消費生活相談窓口への苦情相談で、トラブルに巻き込まれて支払った金額を年代別にみると、80歳以上が約93万7千円で最多だった。20歳未満は約8万4千円、60代以降は50万円以上と、年代が上がるほど金額が増える傾向にある=表参照。

 80代の女性は、洗面台の排水管が詰まり、家族がインターネットで見つけた水道業者に修理を依頼。「配管の洗浄をすべき」「部品を交換する」などと次々に言われ、断り切れず請求された110万円を支払った。

 水回り関連のトラブルは、トイレや浴室を含め549件に上る。マグネット式のちらしなどを見て依頼した高齢者が、トラブルに巻き込まれるケースが多い。県立消費生活総合センターは「自治体の水道部局や設備メーカーに相談することが防止につながる」とする。また、高齢者は金融商品など高額な悪質商法に巻き込まれやすいといい、「不安があれば消費生活相談窓口に気軽に相談してほしい」と呼び掛けている。(藤井伸哉)

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