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Saturday, July 4, 2020

「ジム行けない今こそ差が出る」 42歳、健康美日本一へ自分磨き - 毎日新聞 - 毎日新聞

健康美を競う大会で日本一を目指す大竹仁美さん=名古屋市昭和区白金2のスポーツジム「スタジオ・ウイン」で2020年7月2日午後3時49分、野村阿悠子撮影

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、一時営業自粛を求められるなど苦しい状況に置かれたスポーツジム業界。しかし、名古屋市のジム「スタジオ・ウイン」のトレーナー、大竹仁美さん(42)にとって、ジムは「人生が変わるきっかけになった大切な場所」だ。体を動かす楽しさを伝えながら、自らも「健康美日本一」を目指してトレーニングに励んでいる。【野村阿悠子】

 2019年、健康的な肉体美を競う「ベストボディ・ジャパン」の全国大会で準グランプリに輝いた。観客を前にポーズを決め、スポットライトを浴びる。数年前までは、そんな自分の姿など想像もしていなかった。

 5年ほど前、3人の息子の子育てに追われながら何気なくテレビを見ていた時、スタジオ・ウインを経営する木村昌嗣さん(48)が「10歳若返るエクササイズ」を紹介しているのが目に留まった。当時は運動する機会がなく、猫背で姿勢が悪いのが悩みだった。「私、このままでいいのかな。もう一度はやりの服が似合う体になりたい」。ジムが自宅の近所だったこともあり、門をたたいた。

 体の変化がうれしく、2年後にはトレーナーになった。目標を持って体作りをしたいと、18年に初めて大会に挑戦。地方大会では上位だったが、全国大会では予選落ちした。「表現力の違いを目の当たりにした」。同じポーズでも、わずかな角度や振り向き方で見え方が全く違う。悔しさを胸に、まずは自分の魅力を知るため鏡に向かった。「歯を出して自然に笑うのは結構難しい」と、笑顔の練習にも力を入れた。努力が実り、翌19年は全国大会準グランプリを獲得した。

 「今年こそは頂点を」と意気込んでいたとき、新型コロナの感染が拡大。地方大会が延期になり、ジムも4月半ばから1カ月以上営業自粛となった。「私だけでなく他の選手も同じ状況。ジムに行けない今こそ差が出る」。家事や休校中の息子たちの世話の合間に、自宅でできるトレーニングに励んだ。

 ジムは再開したものの、感染拡大前とは環境が様変わりした。換気のため常に窓を開け、マスクを着けてトレーニングや指導をする。大会も再開されるが、客席を間引くなどの感染予防対策が取られる。会場によっては盛大な声援がなくなるかもしれないが、「19年とは違う私を見せたい」と気合十分だ。

 運動に縁のなかった主婦が頂点に上り詰めることで「同じような境遇の女性に希望を持ってもらえる存在になりたい」。12月の全国大会に向け、心と体にさらに磨きをかける。

 ■人物略歴

大竹仁美(おおたけ・ひとみ)さん

 1978年生まれ、名古屋市出身。小学2年~中学1年の3人の男児の母親。楽しく体作りをするため、極端な食事制限はしないのがモットー。大会前でもご飯は子どもたちと同じものを食べ、工夫するのは「おやつを糖質控えめなものに替えること」。甘い物が大好きで、頑張った日には「自分へのご褒美に、本当に食べたいお菓子を一つだけ食べる」ことがひそかな楽しみ。

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