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Wednesday, June 3, 2020

都市型クアオルトを核にした健康・観光都市を構想 - DIGITALIST

岐阜市ではクアオルト健康ウオーキングの認定コースとして「金華山・長良川・岐阜公園コース」「百々ケ峰(どどがみね)・ながら川ふれあい森コース」を2019年10月にオープンさせた。クアオルト健康ウオーキングとは、野山などの自然の緩やかな傾斜地を活用した専用コースを専門ガイドと一緒に無理なく楽しみながら歩くウオーキングのこと。発祥の地であるドイツでは、効果が認められ医療保険の適用を受ける。岐阜市では有識者、医療、保健、観光などの事業者で組織する推進協議会を作るなど、オール岐阜市での取り組みを始めた。推進する柴橋正直市長に導入の経緯や、スマートシティとの連携など今後の展開について聞いた。

柴橋正直市長(写真:日経BP 総合研究所)

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――クアオルト健康ウオーキングに取り組む自治体が20団体にまで増えてきました(2020年4月1日現在)。その中で、人口40万人を超える中枢中核都市は初めてとなります。なぜクアオルトに着目したのですか。

 クアオルト健康ウオーキングは、自然の中での運動というだけでなく、歴史や文化、食、温泉など、様々な要素と組み合わせ、そのエリアならではのプログラムを作れるところが魅力でした。

 実際に自分で歩いてみて感じたのですが、自分の体力に合わせて安心して歩けるところもいいですね。専用コースでは、ガイドさんの指示に従って、チェックポイントで脈拍や体温などを測定しながら、過度の負荷をかけないように調整しながら歩いていきます。参加者同士で話や笑いが絶えないところもいい。自分たちのペースで歩きながら、植物や地形、歴史や季節など、いろんな話ができるのも大きな魅力だと思います。

――地域を知ってもらうきっかけにもなるわけですね。

 私は2018年2月に岐阜市長に就任し、当初から「本物志向の観光まちづくり」を進めてきました。市内には岐阜城をはじめ、本物の歴史に触れることができる史跡がたくさん残っています。ただ、これらにつながりがなかった。点在する観光スポットをどう周遊してもらうか、味わってもらうかを考えたとき、健康や観光をテーマにするクアオルト健康ウオーキングはその軸になると考えました。コースを歩きながら、長良川の鵜飼もいいね、金華山の自然や岐阜城から眺望もいいねと、岐阜市の良さを内外の方々に体験してもらうことができます。

 一方で、人生100年時代に向けて、いかに健康寿命を伸ばすかも自治体の大きな課題でした。岐阜市では、健康立市としてスマートウエルネスに長年、取り組んできました。それを先に進める施策として「クアオルト都市構想」を選挙公約にも掲げ、「市民の健康づくり」と「観光振興」の両方を実現するプログラムとしてクアオルト健康ウオーキングの活用を推進してきたのです。

 クアオルト健康ウオーキングによって、今ある岐阜市の歴史資産を巡りながら健康になれるというイメージができれば、市外、県外の方が訪れる動機になります。観光で来た方に健康になって帰ってもらい、リピーターになってもらう。交流人口の増加も期待できます。

金華山・長良川・岐阜公園コース(2.32km)。戦国の歴史を感じる岐阜公園総合案内所をスタートして、織田信長公居館跡、鵜飼観覧船の造船所前やロボット水門などを経て、岐阜城を望む川原町広場からスタート地点へ戻る周遊コース。オプションで途中ロープウエーを利用して岐阜城まで歩くコース(0.6km)も設定している(写真:日経BP 総合研究所)

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岐阜公園内のクアオルト健康ウオーキングのコース(写真:日経BP 総合研究所)

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