行橋市がフィットネスクラブ運営会社RIZAP（ライザップ、東京）などと連携して昨年10月から約4カ月間取り組んだ「体力年齢マイナス10歳プロジェクト」で、応募参加した50～60代の男女30人の体力年齢が平均37・6歳も若返った。マイナス10歳の達成率は100％だった。
ライザップ式の体力年齢は、前後ステップ、30秒椅子立ち上がり、椅子座位体前屈などを測定し、独自の数式で算出する。プロジェクト初日の測定では、30人の平均は73・5歳だった（実年齢平均は59・4歳）。
ライザップは週1回、全員を集めてスクワットや腹筋運動、タンパク質の豊富な食事などを対面指導。参加者はこれを日々実践し、約2カ月で体力年齢は58・7歳（マイナス14・8歳）になった。
その後、さらに2カ月間の非対面プログラムを実施。参加者に腕時計式の計測端末を着けてもらい、血圧や脈拍、運動量などをデータ送信。専用アプリのテレビ電話機能を使って佐賀大の研究者が指導した。2月の最終測定では平均35・9歳（マイナス37・6歳）にまで若返った。ほかにも腹囲は5・7センチ、体重は4・1キロ減少した。
ライザップの担当者も「素晴らしい数字」と評価。担当した同市の平山美穂企画政策係長は「対面指導の後は横ばいだろうと思っていたが、非対面でも予想以上に頑張っていただいた結果。会員制交流サイト（SNS）で仲間とつながり、励まし合えたのが大きかったようだ」と話している。
ライザップは2017年から自治体と連携した健康増進プログラムを展開。昨年度は全国22自治体で実施、九州では行橋市が初めてだった。 （石黒雅史）
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May 24, 2020 at 04:00AM
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体力年齢37歳若返り 行橋市で健康づくり 4カ月間、30人が挑戦 - 西日本新聞
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