食事を変えることが、自らが目指す次のステップにつながると考えたMさん。その方法がなぜベジタリアンだったのだろうか。あれだけ贔屓にしてきた肉との決別、その決意について、さらに深く聞いてみることにした。
肉を食べて大きくした体は“作り込まれたもの”。
筋肉を大きくするには、大量の動物性タンパク質=肉が必要。そう思い込んでいた。Photo: dolgachov/123RF
──肉を大量に食べていたことで、何か不調でも感じていたんですか?
M 多少のむくみはありましたけど、大きな問題はなかったです。肉も脂っこいものもすごい量を食べていたけれど、毎日運動していたので、筋肉になっていたんだと思います。健康診断でも、特に悪い数値は出ていませんでした。
──では一体なぜ……?
M でも、自分の体が“すごく作り込まれたもの”という感覚があって、このまま年齢を重ねていって大丈夫なんだろうか、とずっと思っていたんです。うっすらとベジタリアンについて興味を持ち始めたのは20代の終わりくらいだったんですが、去年、菜食主義者のアスリートについて特集した『ゲームチェンジャー』という映画を見たことをきっかけに、自分も本格的に試してみようという気になりました。なんと、マッチョなイメージの強いアーノルド・シュワルツェネッガーや格闘家のジェームス・ウィルクス、テニスのノバク・ジョコビッチまで菜食主義だっただなんて! 僕にとっては衝撃でした。
ストイックすぎないのがいい! ペスカタリアンとの出合い。
作り込まれた体に違和感を抱いていたMさんは、ベジタリアンを目指すことにした。だが、あれほど肉を食べていた人がいきなりベジタリアンになるのはなかなか至難の業だ。そんな中、野菜・芋類・豆類など植物性の食品と魚介類のみを食べる“ペスカタリアン”という食事法を知ることになる。
──いきなり動物性タンパク質を抜くことに、抵抗があったということですか?
M というよりも、僕は自分で料理をしないから、ベジタリアンになったら食べるものがないと思いこんでいたんです。そもそもベジタリアンに対しての知識もあまりなくて、サラダしか食べちゃいけないんだと思っていました。実際は全然違うんですけどね。それを友達に話したら、魚を食べる菜食主義=ペスカタリアンというのが存在することを教えてもらい、これならいけるかな、と思ってスタートしたんですよ。いずれはベジタリアンを経てヴィーガンになろうと思っていますが、いきなりそこから始めるのは難しいですからね。
とある日のランチメニュー。お豆腐とおからをベースにした大豆ミートに、ブロッコリースプラウトを使ったサラダ、玄米のプレート。今となってはヴィーガンメニューも好んでよく食べる。
──ペスカタリアンへの移行はスムーズだったんですか?
M 僕は元々痩せていたのがコンプレックスで、作った体をキープするために肉でタンパク質を摂っていたので、やはり肉を抜くのは怖かったですよ。でも、性格が極端なので、“肉をやめる!”と決めた日から食べませんでした。それで調子が悪くなったり、自分に合っていないと思ったらすぐに止めようと決めていたんですが、2〜3週間で感覚的に良くなってきたんです。
肉で体を作ってきた人が肉を抜いた2〜3週間。果たしてどんな変化が訪れたんだろうか。その前に、ペスカタリアン生活を貫く具体的な方法を聞いてみることにした。
>>イケメントレーナーのペスカタリアン体験記Vol.3(5月7日に公開予定)に続く。
今回の体験者:Mさん(32歳・パーソナルトレーナー)
都内のスタジオに勤務するトレーナー。学生時代はアメフトに熱を上げ、体作りに専念していたが、30歳手前でより健康を意識するように。自身のTwitterでは日頃の食生活やワークアウト情報を発信中。 Twitter:@den_pesc
【あわせてチェックしたい同連載のほかの記事】
・イケメントレーナーが、なぜペスカタリアンになろうと思ったのか?【実録!私のカラダ改革〜Mさん編 Vol.1】
Interview & Text: Sayaka Kawabe Editors: Rieko Kosai, Mika Mukaiyama
"ベジタリアン" - Google ニュース
April 30, 2020 at 10:02AM
https://ift.tt/2KNIY69
思い切って肉断ち。でも、ベジタリアンになるのは難しかった……。【実録!私のカラダ改革〜Mさん編 Vol.2】 - VOGUE JAPAN
"ベジタリアン" - Google ニュース
https://ift.tt/2Km1mDn
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment