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Sunday, March 29, 2020

外出自粛 ビタミンD不足にご注意を | 健康をつくる栄養学のキホン | 成田崇信 - 毎日新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、学校の休校や各イベントの自粛、感染者の多い地域での外出自粛の呼びかけが行われています。外出を控えることや屋外でのマスクや手袋の着用は感染予防の観点からは大切ですが、日光にあたる機会が極端に減少するとビタミンD不足に陥る可能性があるため注意が必要です。

 ビタミンDは食べ物からのカルシウム吸収を促進するだけでなく、丈夫な骨をつくる働きがあります。食品からとることができるとともに、皮膚に日光(紫外線)をあてることで体内でつくることもできるビタミンです。日照量の少ない冬の間にビタミンDの蓄えも少なくなるため、2月から3月ごろはビタミンDが不足しやすい時期と考えられています。ビタミンDの不足は、子どものくる病や成人の骨軟化症、将来の骨粗しょう症のリスクを増大させます。

 冬の間は、ビタミンD合成量が低下することに加え、外出自粛やマスクや手袋による皮膚の露出が減少することで、ビタミンD不足に陥る人が多くなることも考えられます。十分に日光にあたることが難しい場合には食事からなるべく多くのビタミンDとることが求められます。「日本人の食事摂取基準2020」では、欠乏を予防する観点から8.5μgの摂取を1日の目安量としています。

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March 30, 2020 at 03:31AM
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