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Tuesday, March 31, 2020

屋内の受動喫煙防止 改正健康増進法きょう全面施行 - 信濃毎日新聞

 望まない受動喫煙を防ぐために屋内施設を原則禁煙とする改正健康増進法が4月1日、全面施行された。飲食店やパチンコ店にとって、新型コロナウイルス感染拡大の影響に加え、経営への逆風がより強まった格好だ。一方、経過措置の対象で当面は店内で喫煙できる小規模の飲食店からは「一服できる場所を残したい」との声も上がる。

 上田市のパチンコ店「マルイ上田店」は3月31日昼すぎ、4カ所ある入り口に「ホール内全面禁煙」のポスター掲示を始めた。全720台に備え付けの灰皿は撤去。来店者の6〜7割は喫煙者が占めるとし、従業員は「お客さんに協力を求めるしかない」。1日以降の喫煙は休憩室に新設した喫煙ブース内か入り口外の灰皿付近に限った。

 休憩室で喫煙していた美容院経営の男性(46)=上田市=は「健康を考えればしょうがないかな」と苦笑い。自身の店も禁煙にする予定で「コロナでお客さんが減っているのに禁煙でどうなるか。先が見えない」と声を落とした。

 「正直言って痛手」とため息をつくのは3月に長野市の長野駅前に開店した居酒屋チェーンの店長(37)。新型コロナの影響で売り上げは既に見込みを下回っている。開店当初から健康増進法改正を見越してはいたが「来てしまったか、という感じ」。禁煙となる1日からは店先に灰皿を置いた喫煙所を設ける。

 ホテルなども対応を迫られた。宿泊施設は共用部分は原則禁煙となるが、客室は完全に分煙された喫煙室を設置できる。県内で宿泊施設を手掛ける東洋観光事業(茅野市)は、既に全室禁煙の施設もあるが、喫煙室を残す所もある。経営企画室長の内川洋さん(64)は「サービス業である以上、喫煙者を完全に排除できない」と説明する。

 一方、店舗内の客席がある部分の面積が100平方メートル以下など小規模で経営を続ける店は、経過措置として、20歳未満を立ち入り禁止とし、喫煙できることを掲示などした上で従来通り営業できる。

 長野駅前で40年以上続き、喫煙できる「三本コーヒーショップ」のマスター中村利邦さん(81)は「家でも職場でも吸える時代じゃない。たばこが嫌いな人もいるだろうが、お客さんに選択してもらうしかない」と話す。

(4月1日)

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