Pages

Sunday, July 31, 2022

タンクみたいな充電池はスピーカー内蔵! レトロな曲線美のカーボン製eバイク - GIZMODO JAPAN

tosokpopo.blogspot.com

この自転車にマッチする音楽は?

イヤフォンやヘッドフォンを耳に挿したまま乗るのは違法ですが、自転車に乗りながら音楽を聞きたい人は、とても多いと思います。もし自転車がスピーカー内蔵だったら、願ったり叶ったりではありませんか?

タンクではなく「ブームボックス」

ドイツのフランクフルトにあるNoordungが、バイクのタンク型バッテリーを載せたeバイクを作りました。流麗なフレームがレトロ風な曲線美で、いかにも自由に風を切って走りそうな印象です。

見た目のインパクトも大きいですが、最大の特徴はやっぱりこのバッテリー。実は4つのスピーカーを内蔵しているので、ゴキゲンなサウンドを流しながらサイクリングを楽しむことができちゃいます。走行中の音源や音量は気をつけたいところ。

220727_noordung1
Image: Noordung

PM2.5も検知

フレームはカーボン・ファイバー製なので、軽くて頑丈。ピレリのタイヤを履いた27.5インチのホイールもカーボン・ファイバーで、5本のスポークがユニークです。後輪ハブモーターは250Wで最高時速25kmのアシスト。300Whの充電池により、60kmの距離を走ります。

タンク部分には空気質センサーまで備わっており、ネットワークで近隣の大気汚染がスマホ用アプリで確認できるのも独特です。光化学スモッグの日は、乗るのやめようってなるかもしれませんね。

今はまだ生産前につき、メールアドレスの登録で限定初期ロット完成のお知らせが届くようになっています。価格は6,990ユーロ(約97万円)とのことですが…ゼロがいっこ少なかったら欲しいんですけどねぇ。

Source: facebook, Noordung via NEW ATLAS

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( タンクみたいな充電池はスピーカー内蔵! レトロな曲線美のカーボン製eバイク - GIZMODO JAPAN )
https://ift.tt/p1NJtXB
科学&テクノロジー

進化が止まらないGPD最新作「WIN Max 2」。ゲームも仕事もこれ1台で完璧だった - PC Watch

tosokpopo.blogspot.com
WIN Max 2

 数々の小型Windows PCを繰り出す深センGPD。その最新作「WIN Max 2」がいよいよクラウドファンディングサイトIndiegogoで出資を募り始めた。製品を入手するのに必要な最小出資額は999ドルからとなっている。今回、GPDからCore i7-1260P搭載版のエンジニアリングサンプルが送られてきたので、これをベースとしたレビューをお届けしよう。

 なお、GPDから送られてくるエンジニアリングサンプルは大まかな外観や細部の挙動を確認できるが、実際に出荷する製品と仕様や細部のディテールが異なるケースがこれまでも多く見つかっている(CPU型番違い、キートップ色違い、通気孔の違い、CPU性能の改善、BIOSメニューの違いほか)。そのため写真は参考程度にとどめていただきたい。

ついに10.1型に到達。もはやUMPCではなくなったのだが、恩恵は多々

 2016年に5.5型の「WIN」を投入し、UMPC復活の旗振り役を果たしてきた印象すらあるGPD。そのオリジナルのWINシリーズこそ、最新の「WIN 3」でも5.5型という画面サイズを死守しているのだが、それ以外のシリーズはじわりじわりと大型化が進んでいる。これまでの最大画面サイズは2019年に投入した「P2 Max」という8.9型モデルだったが、ついにWIN Max 2では10.1型という史上最大のサイズに達した。

 ここまで来るとUMPCとは言い難いと思われるかもしれないが、本製品は近年の狭額縁ディスプレイ化の恩恵を受けており、サイズアップは最低限に抑えられている。本体サイズは227×160×23mm(幅×奥行き×高さ)となっているが、WIN Maxは207×145×26mm(同)だったので、横は約20mm、奥行きは約15mm増えた程度。厚みに関しては数値上は薄くなっているが、おそらくこれは最薄部(前方)で、全体的にはWIN Maxとあまり変わらない。WIN Maxが入るカバンがよほどギチギチでなければ、WIN Max 2も問題なく収まるだろう。

 一方で画面を開くと、やはりWIN Max 2の画面占有率に圧倒される。画面が二回り広く快適に見えるのはもちろんのこと、逆にそれまでまったく気にならなかったWIN Maxの太い枠が野暮ったく見えるほどだ。サイズアップを最小限に抑えながらここまで画面を大型化できたのは、むしろ歓迎すべき点だといえる。

WIN Max(右)との比較。10.1型へと大型化したが、サイズ増はわずか
WIN Max 2の狭額縁を1回見てしまうと、WIN Max初代の液晶が古臭く見えてしまう

 もう1つ、大型化により素晴らしく改善されたのがファンの騒音。WIN Maxは3Dゲームプレイ中や、ちょっとCPU負荷が高まった際に即座にファンが回転しはじめ、これがなかなか甲高い音であった。もちろん、静音モードをオンにすれば気にならなくなるが、冷却性が損なわれるためサーマルスロットリングが発生する原因となっていた。

 一方でWIN Max 2はこの甲高い音がほとんどなくなり、静粛性がかなり高まった。これなら、深夜時間帯に寝ている家族の横でゲームしていても気にならないレベルだと言ってもいい(エアコンの音のほうがうるさい)。その上で静音モードにすると、さらに聞こえなくなる。

 WIN Max 2が従来のデュアルファンからシングルファンに変更されたことについて、筆者は当初懐疑的であり、冷却性や静音性について心配であったが、サンプルを試用してしてこの心配は気鬱に終わったと確信した。正直、液晶と静音化だけでも、ここまで大型化する甲斐はあったと断言してもいいとは思う。

ファンの大口径化によりかなり静音化された

WIN Maxの使い勝手をなぞらえつつ改良/強化多数

 WIN Max 2はWIN Maxの後継にあたり、使い勝手の多くはそのまま継承している。キーボード奥をゲームコントローラとし、ゲームプレイ時はそこをつかんでプレイするスタイルはそのままだ。十字キーの配列やショルダーボタンの配置は大きくは変わらない。先述の通り、本体の幅は20mm増えているが、操作感はそう大きく違わない。

 本体重量は1,005gとついに1kgの大台に乗った。しかし、意外にも手にした感じでは、従来モデルから増えたという印象はない。本体底面がABS樹脂でできているのと、それから重量バランス配分が良いためだろう。10.1型への大型化や1kg超という数字の先入観をいい意味で裏切ってはくれる。もっとも、やはりゲームのプレイスタイルとしては、ソファなどに座った状態でゆったりプレイするのが良いとは思う。

本体重量は公称で1,005g、実測で1,032gだった

 各ボタンとも操作感は抜群で、このあたりは同社の長年のノウハウや知見が詰め込まれている。ジョイスティックに関しては、精度が高くドリフト現象が発生しにくいというホールセンサータイプとなったが、筆者はいまだかつてWIN Maxのジョイスティックに不満を覚えたことはないので、そのメリットを実感できていない。このあたりは長期的な利用で差が出てくることだろう。

 「START」や「SELECT」、「Xboxボタン」は、従来はヒンジ左側のすぐ手前にあったのだが、右側のタッチパッド横に移動された。ボタンが大型化され、だいぶ押しやすくなった印象である。

ジョイスティックはホール方式となり、より高い精度を実現するとともに経年劣化によるドリフト現象を軽減する
SELECT/START/MENUボタンは大型化され、右手で押すように変更された。大型化されたことで押し間違いは減る

 ショルダーボタンは下の方(LT/RT)がリニアに値が変わるアナログトリガー式となった。ストロークについては長めになっており、十分に位置を微調整できる。押下圧に関してはWIN 3のそれに似た印象で、ONEXPLAYERよりは軽い。「ファイナルファンタジーXIV」のようなLT/RTコンビネーションを多用するゲームでもストレスになることはないだろう。

LT/RTは256レベル対応のアナログトリガーに

 もう1つの改善点といえば、ゲームコントローラを未使用時隠すカバーが用意されたこと。このカバーは磁石によってくっつき、未使用時は後部のスロットに収めておくことができる。ビジネスの場において本機を使う機会があったとしても、(本機を知らない人なら)「それなんてゲーム機で仕事してるの? もしかして遊んでるの? 」と突っ込まれなくなった。また、このカバーは、未使用時にホコリや水滴などからゲームパッドを保護する役割も果たすので、まさに一石二鳥といったところだ。

未使用時に隠しておけるゲームパッド
金属パット未使用時は本体底面のスリッドに収納する。これも磁力により固定されるため、振って落ちるようなことはまずない

 さらに、本体底面にカスタマイズ可能なボタンが2基追加されたこともポイント。この機能はWIN 3にもあったのだが、それがWIN Max 2にも搭載されたわけだ。これで、WIN Max 2がWIN 3に機能面で劣るということはなくなった。ちなみにこのボタンはやや硬めであり、意識して押さないと押下できない。誤動作を防ぐためあえて硬めにしていると思われる。

本体底面に追加されたカスタマイズ可能なボタン

 概ねコントローラ部の完成度は高いが、筆者として唯一ほしいと思ったのはバックライトだ。本機のキーボードにはバックライトがあり、消灯後暗闇で操作できるのだが、本機の肝でもあるコントローラにはバックライトがなく、暗闇では手探りになってしまうのだ。液晶やキーボードバックライトの明るさで、このコントローラ部の暗闇が余計気になってしまう。このあたりは次期の搭載に期待したい。

 WIN Max 2で新たに追加された機能のもう1つがバイブレータだ。WINシリーズのバイブレータ搭載は不規則的であり、WIN 2の初期ロットで搭載されたものの、後期ロットでは省かれ、WIN Maxでは搭載されなかったが、「WIN 3」では実装された……という経緯がある。WIN Max 2では“全部入り”を果たすべく、実装はされている。

 実際試してみた印象だが、振動はするものの周波数は比較的高く、筐体全体がブルブル震えているというよりも、筐体内部でバイブレータとオモリが回っているだけ、という印象が強い。また、回転停止まで若干ラグがあるため、銃の反動といった瞬間的な振動を得たいといったフィードバックには不向きだ。どちらかと言えばレーシングゲーム向けかもしれない。

待望のランドスケープ液晶

 本製品でもっとも歓迎すべき変更点は、むしろ液晶の大型化に伴う高解像度化と、ランドスケープ化だろう。従来モデルの液晶は1,280×800ドットと狭く、WebブラウジングはおろかWindows PCとして操作しても窮屈な印象であり、事実上ゲーム専用と言っても差し支えなかったが、WIN Max 2では2,560×1,600ドットと情報量が4倍に増加。何をしても余裕がある解像度となった。

ネイティブで2,560×1,600ドット表示対応の10.1型液晶。非常に高精細で美しい。デフォルトでは1,920×1,200ドットに設定されていたが、これはゲーム性能や視認性に配慮しているのだろう(写真は2,560×1,600ドットでスケーリング100%の状態)
視野角も広く、画質面でも文句なしだ

 ただ、Core i7-1260P内蔵のIntel Xe Graphicsではこの解像度で3Dゲームをプレイするのは酷だ。基本的に最新のAAAタイトルでは、画質を最低②設定した上で、4分の1の画素数となる1,280×800ドットに設定し、ぼやけを解消するためドライバでレトロスケーリングを有効に設定することになるとは思う。

 しかしもう少し古めの3Dゲームなら、1,920×1,200ドット(WUXGA)でも十分な性能が得られる。そのため、本機ではデフォルトでWUXGA解像度が選択されている。筆者は試しにファイナルファンタジーXIVをプレイしてみたが、予想以上にぼやけが気にならず、一方で1,280×800ドットより確実に精細なグラフィックスになっているのが確認できた。さすがにフルアライアンスで魔法のエフェクトが増えてくると重くなってくるが、プレイ動作に支障が出るほどではなかった。

 それよりも恩恵に預かるのが、ランドスケープ液晶の採用だ。これまで競合含めて、ほとんどのゲーミングハンドヘルドPCはポートレート液晶……つまり縦長の液晶を採用してきていて、それをドライバでソフトウェア的に回転処理をさせて横長に表示させる仕組みを採用してきた。このため、ゲーム内で排他的フルスクリーンで解像度設定してしまうと、なぜかジャギジャギに表示されてしまう不具合を抱えていた。

 この問題を回避するためには、Windowsであらかじめ解像度を落としておき、ゲーム内で「ボーダレスフルスクリーン」を選ぶか、「ウィンドウモード」を選ぶしかなかった。前者はひと手間はさみ、後者はゲーム自体の迫力がスポイルされてしまった。

 WIN Max 2では当初よりランドスケープ液晶を採用しているため、どの解像度に設定しても問題は発生しない。これは大きな進歩だと言えるだろう。これなら、1,920×1,080ドット、1,680×960ドット、1,440×900ドット、1,280×800ドットといった、そのゲームに最適な解像度も選べる。ちなみに液晶は解像度が高いだけでなく、輝度も高く、左右の視野角も広いので視認性も高い。

GPD WIN Maxで1,280×800ドットのフルスクリーンに設定したところ。なぜかジャギーが目立ち、眠い画像になってしまった。というか、1,280×720ドットになってしまっている
GPD WIN Maxで1,280×800ドットの仮想フルスクリーンに設定すれば回避できる
GPD WIN Max 2なら、1,920×1,200ドットのフルスクリーン設定にしてもジャギーにならずくっきり。情報量も圧倒的になり、特に遠方の描写が美しい

打ちやすくなったキーボード

 WIN Max 2でのもう1つの改善点として挙げられるのはキーボードだろう。筐体の大型化に伴い余裕ができたので当然といえば当然なのだが、これまでバックスラッシュやカギカッコといった一部記号キーや、Tabキーの位置が変則だったのに対し、WIN Max 2では一般的な配列となった。英語配列に慣れているユーザーであれば、難なくタッチタイピングはできると思う。

 また、数字キーの列とファンクションキーの列がアイソレーションになったのも大きなポイントであり、ファンクションキーを押す時に目視する必要性がだいぶ減った。キー配列に関して言えば、GPDがこれまでリリースした製品の中でもっとも普通のキーボードに近づき、もっとも慣れやすく使いやすいものであると言える。

キーボード配列は大きく改善され、一般的な英字配列に。変則だった記号キーなどもない

 一方タイピング感に関しては、厚みのある筐体だからストロークは深いだろう……という予想に反して浅め。押した感触は「GPD Pocket 3」のキーボードと同じだ。クリック感も比較的あっさりしている。同サイズの比較ではCHUWIの「MiniBook X」のキーボードにはいま一歩及ばないといったところだろうか。

 タッチパッドは、WIN Maxから大型化されているだけでなく、だいぶ滑りやすくなった印象。反応も悪くない。WIN Max 2ではジョイスティックを擬似的にマウスとして使う機能も搭載しているので、机に置いて使う際はタッチパッド、立ったまま両手で左右を掴んで操作する際はジョイスティックを使うという2つのスタイルが取れる。

 液晶はタッチに対応するほか、4,096レベル筆圧のペンもサポートする。本機はPocket 3のように液晶が回転するような機構はないため、タブレットの代わりにはなり得ないのでお絵かきにはあまり向かなさそうだが、画面にメモ書きをする程度なら十分実用的である。

Microsoft Pen Protocol(MPP) 2.0のペンもサポート。筆圧は4,096レベルに対応

性能は文句なしだが、今世代はゲームをやるならAMD版が本命か?

 最後にベンチマークを計測してみた。実施したベンチマークは「PCMark 10」、「3DMark」、「Rainbow Six Siege(Vulkanモード)」、「ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ ベンチマーク」、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」、「Tomb Raider(2013)」、「Cinebench R23」である。

 なお、WIN Max 2ではCPUの消費電力制限をBIOSで変更することができ、標準の「Norminal」ではPL1=24W、PL2=28Wが設定されている。このパターンに加えて、性能を最大化する「Up」のPL1=28W、PL2=35Wの設定も適用して、両方の違いを比べてみた。比較用として、Core i7-1195G7を搭載する「GPD Pocket 3」の最大設定(PL1/2=28W)も並べてみる。

【表】試作機の仕様(Intel版)
CPU Core i7-1260P(12コア/16スレッド)
メモリ 16GB
ストレージ 1TB SSD
液晶 2,560×1,600ドット
OS Windows 11 Home
インターフェイス Thunderbolt 4、USB 3.1 Type-C、USB 3.1×3、SDカードスロット、microSDカードスロット、Webカメラ
バッテリ 67Whリチウムポリマー
本体サイズ 227×160×23mm(幅×奥行き×高さ)
重量 1,005g
付属品 100W ACアダプタ、100W対応E-Marker付きケーブル

 結果を見れば分かる通り、第11世代Coreから第12世代Coreになったからと言って、全体的なスコアが飛躍するわけではない。差が最も顕著に現れたのはCinebench R23の結果で、CPUのシングルスレッド性能は最大で14%、マルチスレッド性能で実に74%も高速化が図られているが、実アプリケーションを反映したPCMark 10ではせいぜい5%程度、3Dアプリケーションやゲームなどもい10~15%程度の向上にとどまる。

 第12世代CoreのCinebench R23の高いスコアは、シングルスレッドに強いPコアと、8コアもあるEコアの恩恵にあずかっているのだが、一般ユーザーがそのメリットを享受できるシーンは限られるということだ。一方GPUに関しては第11世代Coreも第12世代Coreも同じIntel Xe Graphicsであるため、ほとんど性能差がないのは当たり前である。

 もっとも、これが日常的に何も活かされないというわけではない。たとえば負荷をかけている時に裏でWindows Updateが実行されたり、ウイルススキャンが走ったりする際には他コアが活かされるし、あるいはユーザーが能動的に使うのであれば、動画エンコードを裏でやりつつフォアグラウンドで別の作業をやったり、内蔵のWebカメラで自分の顔を撮りつつ、並行してゲーム画面をキャプチャして合成、配信する。または、Web会議をしつつクリエイティブな作業を続ける……といった用途も考えられる。そういったシーンで第12世代Coreが活きるだろう。

 とは言え、純粋に「ゲームだけ」を考えた場合、Ryzen 7 6800U搭載版が魅力的だろう。こちらはRDNA 2世代のGPUを内蔵しているため、Intel Xe Graphicsを上回るグラフィックス性能が期待される。Indiegogoで出資の割合はRyzen版:Intel版が9:1とのことなので、事実上本製品の性格を考えるとRyzen版が本命と言えるかもしれない。

 駆動時間だが、標準のTDP設定でなおかつ輝度を40%に設定した状態で、PCMark 10では6時間56分動作した。このサイズのPCとしてはまずまずのスコアであり、外出先でちょっと使うぶんにはなんら不自由はないだろう。一方ゲームプレイだが、ファイナルファンタジーXIVをプレイしてみたところ、約1時間10分のプレイでバッテリが残り53%となった。ゲームによるとは思うが、2時間程度のプレイは可能だと思われる。

PCMark 10 Modern Officeのバッテリ計測結果。間違いなく100%まで充電したのだが、なぜか94%からのスタートとなっている……が、結果は6時間56分とまずまずだ

GPDの集大成とも言えるWIN Max 2。IntelかAMDか悩みどころ

 2週間程度触ったWIN Max 2だが、このモデルは「GPDの集大成である」と強く感じた。ざっくり言うとWIN Max+P2 Max+Pocket 3+WIN 3を全部足して4で割った感じなのだ。

 ゲームコントローラ搭載のクラムシェルという要素はWIN Max、2,560×1,600ドットのランドスケープ液晶はP2 Max。そしてキーボードの使い勝手やペン対応といった点はPocket 3で、姉妹機であるWIN 3から引き継いだアナログトリガーや、背面のプログラマブルボタンといった改善要素も詰め込んだ。つまり、それがWIN Max 2なのだ。

 ほかの機種にあってWIN Max 2にないものと言えば有線LANとシリアルポート(MicroPCやPocket 3のオプション)、2in1要素ぐらいである。それだけにWIN Max 2は詰め込んでおり、集大成と言うにふさわしいマシンになっている。あとは1kg超えというところをユーザーが受け入れるかどうかにかかっているだろう。

 もちろん、これだけの要素を詰め込んでおきながらわずか1kgしかないという見方もできるだろうから、「買い」だと感じるユーザーも多いハズ。ともすればRyzen版かIntel版か悩ましいところかもしれない。筆者的には、本製品を使って仕事をする時間が長いなら少しでも生産性が上がるIntel版、やっぱりゲームがメインと考えているならRyzen版を選ぶことをおすすめしたい。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 進化が止まらないGPD最新作「WIN Max 2」。ゲームも仕事もこれ1台で完璧だった - PC Watch )
https://ift.tt/zvQSy2M
科学&テクノロジー

Amazfit T-Rex 2 レビュー:圧倒的タフさ!高級感がアップした、Amazfitのアウトドア向けスマートウォッチ! - OREFOLDER

tosokpopo.blogspot.com

Zepp Health(Amazfit)さんから、スマートウォッチ「Amazfit T-Rex 2」をレビュー用に提供していただきました。前モデルのT-Rex Proからさらにタフになったスマートウォッチです。

2週間以上、しっかりメインで使ってきたレビューをお届けします。

B0B3R1T1SQ

Amazfit T-Rex 2のスペック

製品名 Amazfit T-Rex 2
カラー アストロブラック&ゴールド、エンバーブラック、ワイルドグリーン
サイズ 約47.1 × 47.1 × 13.65 mm
重量 約66.5g
素材 ボディ:ポリマーアロイ
バンド:シリコン
ディスプレイ:ガラス
バンド 長さ:約140mm-205mm
幅:約22mm
ディスプレイ 1.39インチ 454×454、326ppi、1,000nitのHD AMOLED
防水 10ATM(約100m)
センサー BioTracker™ 3.0 PPG バイオメトリックセンサー (血中酸素サポート、6PD + 2LED、赤外線方式検知)、加速度センサー、ジャイロセンサー、磁気センサー、気圧センサー、環境光センサー
位置測位システム(GNSS) GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS(みちびき)
Bluetooth Bluetooth 5.0 BLE
バッテリー 500 mAh (最大24日間)
充電時間:最大2時間

より詳細なスペックは公式サイトをご覧ください。

パッケージ、内容品など


パッケージです。パッケージは紙製で、ブラックとオレンジが映えます。内箱は真っ白で、中央にAmazfitのロゴがあります。


内箱の中身。他のAmazfitスマートウォッチと同じようなパッケージングですね。側面を開けると充電ケーブルや紙類が入っています。

内容物一覧です。Amazfit T-Rex 2本体、磁気式充電器、操作マニュアルが入っていました。充電器は、Amazfit GTR 3などと同一のものです。

本体、外観など

今回提供していただいたのは、「アストロブラック&ゴールド」カラーです。パッと見でもわかるほど、前モデルから高級感がアップしています。


左が本体左側、右が右側の画像です。色名にゴールドとある通り、金色のパーツが散りばめられていてなかなか高級感があります。右側には、「AMAZFIT」の文字が入ったパーツ(…なんて言うのでしょう…)があり、これも高級感を演出しています。

前モデルに引き続き、ローレット加工が施されたボタンが4つあり、金色に輝いています。

背面はのセンサーはAmazfit GTR 3などと同じBioTracker 3.0 PPG バイオメトリックセンサーに進化しています。それに伴い充電用の接点の位置なども変更されています。

バンドもGTシリーズのような普通のタイプではなく、凹凸が多くズレづらいものになっていて、遊革(留め具)も、2つある上に緩まないよう突起が追加されています。また、本体への固定も特殊で、ネジを使って固定するタイプになっています。

Amazfit T-Rex Proとの比較

前モデルのAmazfit T-Rex Proと、外観と機能面で比較してみます。

外観編


まずは外観の比較です。


バンドの付け根部分が1番分かりやすく違います。前モデルのT-Rex Proは、ウォッチフェイスとバンドが平行にできましたが、T-Rex 2ではそこまで動きません。

機能編

Amazfit GTR 3でできること(前モデルでできたことも含む)

  • 時刻の表示(常時表示画面(AOD)対応)
  • 歩数計
  • 24時間心拍数計測
  • 睡眠モニタリング
  • 血中酸素飽和度(SpO2)測定
  • 睡眠時の呼吸の質測定(Beta)
  • 150種類を超えるスポーツモード(Amazfit T-Rex Proは100種類以上)
  • 座りすぎ通知
  • 着信やアプリの通知
  • 低血中酸素アラート
  • ストレス緩和促進アラート
  • アラーム/タイマー/ストップウォッチ
  • 天気予報
  • 音楽再生コントロール
  • ストレスレベル測定
  • 心拍数、血中酸素濃度、ストレスレベル、呼吸数をワンタップで測定
  • スマホを探す(音を鳴らす)

※太字は機能が強化されたもの

Amazfit T-Rex 2で新たにできるようになったこと

  • 対応する測位システム(GNSS,代表例はGPSなど)にQZSS(日本のみちびき)が追加され5つに
  • 同時に2つの衛星電波を利用できるデュアルバンド位置測位システムに対応
  • -30℃の低温でも使用可能
  • バッテリー容量が390mAh→500mAhに増加し、バッテリーの最大公称持続期間が18日から24日に
  • OSがAmazfit OSからZepp OSに

-30℃の低温環境下でも使用できるようになっているのがすごいですね。これについては簡単な実験を行ったので、後述します。

ディスプレイ

ディスプレイは、1.39インチ(454×454)のAMOLEDディスプレイを採用していて、T-Rex Proよりもサイズと解像度がアップしています。室内では明るく見やすいです。輝度の無段階調節や自動調節に対応しています。

炎天下、昼1時半ごろの直射日光下での見え方です。明るい方だと思いますが、晴れた昼間だと手などで影を作ってやらないと見にくいです。

画面配置、操作

基本はタッチで操作します。他モデルとの違いとして、T-Rex Proに引き続き、Amazfit T-Rex 2は通常のモデルよりボタンが多く、ボタンのみでの操作も可能になっています。これによりアウトドアシーンで手袋やグローブを付けていても、思い通りの操作が可能です。また、後述する低温モードでは、タッチ操作ができないためボタンを使って操作することになります。

各ボタンの役割は本体に書かれていますが、右上が決定、右下が戻る、左上がアップ、左下がダウンとなっています。

画面レイアウト


基本的に画面配置はT-Rex Proと同一で、1枚目のようなウォッチフェイス(文字盤)を右から左にスワイプする(もしくはBACKボタンを押す)と、メニュー画面(2枚目)になります。

Zepp OSにOSが変更されているので、もちろんミニアプリにも対応。電卓などが使えます。


文字盤を下にスクロールすると、カードが並ぶ画面が出てきて、この画面もUP・DOWNボタンでスクロールができます。

また、 文字盤の画面でSELECTボタンを押したときにどの画面にするかを、本体の設定ユーザー設定クイック スタートでユーザーが設定できるようになっています。

通知


文字盤を左から右にスワイプすると、通知を確認できます。通知は横に全角11文字程度表示でき、一部絵文字にも対応しています。フォントはかなり自然です。

ちなみに、スマホ側で通知を確認して消去するとT-Rex 2側の通知も自動的に削除されます。

管理アプリ「Zepp」

他のZepp製品と同様、スマートフォン側のアプリにはZeppアプリを使います。Amazfit GTR 3の記事でもご紹介していますし、かぶる部分も多いので、GTR 3の記事も合わせてご覧ください。
Amazfit GTR 3から、Amazon Alexaなどの機能は削られています。

ワークアウトの記録

自転車で45kmほどサイクリングしてみました(記録忘れの区間があり記録上は43kmになっています)。

GNSSは正確で、他の数値も細かく計測できています。

バッテリー持ち

バッテリーは、標準的な使用だと公称値で約24日間持続します。

標準的な使用のシナリオ:心拍数モニタリングは常時オンで 10分間隔で測定、睡眠モニタリングは有効。静止画の文字盤を選択。1日に150件のメッセージ通知。1日に3件の通話通知を受信。100回手首を持ち上げて時計の時刻を確認。血中酸素を1日に5回テスト。明るい画面での操作を1日5分間。1週間で9分間のGPSランニング。
Amazfit T-Rex 2 – Amazfit|日本公式オンラインストア

実際にアシスタントによる睡眠モニタリング/睡眠時呼吸の質モニタリング(Beta)をON、10分に1度脈拍測定、アクティブ心拍数モニタリングON、自動ストレスモニタリング、血中酸素自動モニタリングON、腕上げで画面点灯(10秒)、画面輝度自動調整、アクティビティ計測を先述の45kmのサイクリングで一度行って、丸14日間以上持続しました。アクティビティ計測がなければ、3週間前後はは持つと考えられます。

冷凍庫実験

自動低温モードを有効にすれば、-30℃の状況下でも使用できるという触れ込みのAmazfit T-Rex 2。さすがに-30℃の環境に行くことはできませんが、一般家庭で最も温度が低いであろう冷凍庫(-18℃)に約3時間入れて、どうなるか見てみました。


結果、全く問題なく動作しました。自動低温モードにしていると、-10℃以下で自動的に再起動してタッチ操作が一切できないモードになります。入れておいただけでしたが、ちゃんとそちらに切り替わっていて、ボタンを使って操作することができました。画像では割れたみたいに見えますが、これは氷が張っているだけで全く問題ありません。

使ってみた感想

以前から、Zepp Healthの製品はバッテリーが長持ちすることで有名ですが、Amazfit T-Rex 2ではさらに磨きがかかりました。普通に使えば2週間はほぼ確実に持ちますし、活動量が少なければもっと持ちます。バッテリー持ちが良いというのは、充電の煩わしさを減らすこともそうですし、バッテリーは充放電を繰り返すほどに劣化するため、間接的にバッテリー寿命を延ばすことにも繋がります。安いとは言い難い買い物ですし、せっかくなら長く使い続けたいですよね。

また、明らかにT-Rex ProよりT-Rex 2のほうが高級感が増しました。ボディ素材も、T-Rex Proはポリカーボネートでしたが、T-Rex 2はポリマー合金に。耐久性の向上も見込めます。

Zepp OSを採用しているので、ミニアプリもインストールできるのですが、使用可能なストレージの領域がちょっと少なすぎる気がしました。上記画像は電卓などいくつかのミニアプリをインストールした状態ですが、180MBくらいしか残っていないのは少ないと言わざるを得ません。


ちなみに、ミニアプリ自体は、サードパーティ製のものも含め数を増やしてきています。Zepp OSの発表当初に予告されていた、Go Proカメラとの連携アプリもあります。

Zepp OSの初期では、不安定な印象がありましたが、現在は突然再起動するようなこともなく快適です。

同時に2つの衛星電波を利用できるデュアルバンド位置測位システムに対応しているので、アクティビティ記録が正確でしたし、アクティビティ計測を開始する際の測位待ちの時間が、GTR 3よりも明らかに短かったです。スマートウォッチは筐体が小さいため、A-GPSを使っても、どうしても測位までに時間がかかってしまうのが難点でした。

まとめ

Amazfit T-Rex 2は、前モデルからの正当進化を遂げたモデルです。素材がグレードアップされ、高級感が明らかにアップしました。

ストレージ容量が少ないのが玉に瑕ですが、最大100mの防水、-30℃までの低温とMIL-STD-810Gに対応したタフさに長時間バッテリーが加わっています。またZepp OSになったことで、スクロールなどが非常になめらかに。価格は高くなっているものの、それ相応の価値は十分にあるスマートウォッチです。

B0B3R1T1SQ
OREFOLDERの最新情報をお届けします
author icon

病気療養中のガジェットオタク。基本はTwitterにいます。私の執筆した記事は私個人の意見です。ご依頼などあれば、ご連絡はTwitterのDM(これが一番早いと思います)か、digitalkcct@gmailどっとこむ(どっとこむ→.com)まで宜しくお願いします。

⇨でじぃの記事一覧

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( Amazfit T-Rex 2 レビュー:圧倒的タフさ!高級感がアップした、Amazfitのアウトドア向けスマートウォッチ! - OREFOLDER )
https://ift.tt/xofJQpz
科学&テクノロジー