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Wednesday, May 12, 2021

火星を飛ぶNASAのヘリコプター「インジェニュイティ」の飛行音がこちら - ギズモード・ジャパン

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ぶーん…。

NASAのPerseverance(パーサヴィアランス)ローバーに搭載されたマイクが、Ingenuity(インジェニュイティ)の4回目の火星飛行中に発した音を捉ることに成功しました。他の惑星にある機械が他の乗り物が発する音を捉えたのはこれが初めてです。

「これは非常にうれしい驚きです」 と、SuperCam Marsマイクロフォンのサイエンスリーダーを務めるDavid Mimoun(デビッド・ミムーン)氏はNASAのリリースで述べています。

Video: NASA Jet Propulsion Laboratory/YouTube

火星の大気は地球の1%程度と非常に薄いことから、地球上でのテストでは探査機のマイクは「ヘリコプターの音をほとんど拾えない」と考えられていました。フランスの航空宇宙研究所のMimoun(ミムーン)惑星科学教授は、「このような距離でヘリコプターを認識できたのは幸運でした」と述べ、「この録音は火星の大気を理解するための大切なデータとなるでしょう」と語っています。

NASAによると、「科学者たちは84ヘルツのヘリコプターのブレード音を分離し、80ヘルツ以下と90ヘルツ以上の周波数を減衰させ、残りの信号の音量を大きくすることで、モノラルで録音されたサウンドを聞き取りやすくしました。ヘリコプターがカメラの視野を通過するときに最も大きくなるヘリコプターのハム音を引き出すために、いくつかの周波数をクリップしました」とのこと。以前、パーサヴィアランスは同じ装置を使って、岩石サンプルをザッピングするレーザーパルスの音を録音しました。

この時、パーサヴィアランスはヘリコプターから約262フィート(80メートル)離れた場所で音声を録音していました。インジェニュイティが4回の離着陸に成功した今、NASAのチームは実験を次のレベルに引き上げる準備をしており、今後はさらに野心的なミッションを行なう予定です。これは、火星の表面に液体の水が豊富にあった頃、ジェゼロクレーターに生命が存在した痕跡を探すことです。

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